2/28(日)、宍粟市の千町(センチョウ)に行きました。
集落は標高600mほどのところに位置します。「まだ雪が残っているかな」と思い、まいりましたが、もう溶けてしまっていました。
写真は集落へ登る途中で撮影したもの。いい眺めです。
千町では、「都市住民と一緒になって、放棄田を活用して野菜などを作っていこう!」という取組が進んでいます。無理なく進めていけるよう検討が行われています。
この日は、両者が集まっての会合。より具体的な話が検討されました。
その中で、千町の自治会長から今後の取り組みを進める上での指針となるようなお話がありましたので、紹介いたします。これは、都市住民皆さんに対するメッセージでもあると思いました!
『都市の考え方と千町の考え方が異なることがある。いろいろな齟齬があると思う。今後、取り組みを進めていく上で、細かい問題点がたくさん出てくると思う。ここらをよく話し合って進めないといけない。千町の利益も考えないといけない。』
『今回の取り組みには都市部の関心も高いと聞いたが、千町の再生について全員が意識しているはないと思う。ほとんどが自己欲求の充足ではないだろうか。ただ、そういう所で生活している人がいるということを頭に置いていただきたい。生活の場の中に外部の人間が来ているということを。体験したいと来てもらうのはいいこと。ただ生活者のことも頭に置いておいて欲しい。お互いに本音を言っていくようにしましょう。腹を割って、前に進んでいきましょう。』
なかなか聞けない本音の話だと思います。両者が尊敬して交流を進めていく、持続できるポイントではないかと思いました。