4月4日(日)、宍粟市一宮町の千町にお邪魔しました。
千町では、集落の皆さんと都市住民有志による「あこがれ千町の会」を立ち上げました。
正式な発会式は4月29日ですが、この日は会員が野菜づくりなどを行う農地の下ごしらえ作業を行いました。
天気にも恵まれ(%晴れ%)、集落の皆さんと村外会員の皆さんの共同作業により、休耕田に肥料や石灰をまき、トラクターで耕し、農地のまわりをシカ害防止用の金網柵で囲いました。
私がお邪魔した時には、既に集落の皆さんが作業されていましたが、10時頃に村外会員14名が到着。まずは、作業の段取りについて説明を受けています。
まずは肥料散布です。長い間耕作されていなかった農地ですから、肥料もたっぷり必要なわけです。とにかく田んぼ一面に肥料をまいていく単純作業。いわゆる人海戦術ということで、私たちみたいな素人でも、人数がたくさんいればいるほど作業は進みます。逆に言うと、過疎化・高齢化の進む集落では、きっと大変な作業(%痛い男%)(%痛い女%)に違いありません。
次は耕起作業。ここではトラクターが大活躍です。というか人間の力だけでは不可能(%涙%)です。きっと昔は牛や馬がやっていたんでしょう。うーん、機械の力ってすごいですね。
お次はシカから農地を守るための柵づくりです。千町に限らず、今、県内の農村部ではシカやイノシシによる農産物への被害が深刻(%涙%)です。この日も千町に行く途中、道路の真ん中にバンビちゃんがいてました。バンビちゃんは確かにかわいいのですが、農家にとってはにっくき敵。皆さん、牛や豚だけじゃなく、鹿、猪も食べましょうよ。いわゆるジビエ料理ですな。
夕方5時頃までみっちり作業をやった後は、29日に行われる発会式の打合せ。「記念植樹」ならぬ「記念種まき」とか、「獅子舞」とか、いろいろなアイデアが出されました。今日の作業を通じて「顔の見える関係」が生まれつつあると感じました。
「あこがれ千町の会」がいよいよスタートです。焦らず、無理をせず、一歩一歩着実に取り組んでいきましょう。