今日は1月17日、阪神・淡路大震災から16年。
県庁に掲揚されている日の丸も県旗も今日は半旗です。
毎年この日を迎えるたび、気持ちが引き締まるのを感じます。
改めて、犠牲となられた皆さまのご冥福をお祈りいたします。
さて、先週金曜日に引き続き、震源地にほど近い旧北淡町は仁井地区からのレポートです。
昨日1月16日(日)、第24回仁井ふるさと文化祭が旧仁井小学校で開催されました。
例年どおり、名物「案山子」が出迎えてくれます。
せんとくんに、地デジカ、しっかりトレンドを追っていますね。
去年まで小学校のオープンスクールが開かれ、子供たちが主役だったのですが、昨春、小学校は惜しまれつつ閉校。
ということで、連合自治会の皆さん、今年の企画はいろいろ頭をひねられました。
かつての職員室で行われたのが「ふるさと民具展」。
右側の道具は八反取り(はったんずり)、柄を持って前後に押し引きしながら前進し水田の表土をかき回すことで除草効果があったそうです。
ほかにも畚(「ふご」と読みます。物を運搬するために用いる竹や藁で編んだかごのことです)や唐箕など、今では珍しくなってしまった古民具が展示されていました。
また、旧保健室では昭和9年度から平成21年度までの卒業写真の展示、旧理科室では気楽に語り合っていただくカフェ「写真展と喫茶室 テラス仁井」も開催し、多くの方にお越しいただきました。
寒波の影響で凍てつく寒さでしたが、外の屋台も盛況。
ちらし寿司、おでん、焼き鳥…特に湯気の上がるお店には列ができていました。
そうそう、小規模集落元気作戦に取り組む生田地区からは天ぷら入り「生田村そば」、長沢地区からは綿菓子にあつあつフライドポテト、と暖かい食べ物を出店いただきました。
寒い中ありがとうございました!
体育館では子どもさんの書き初め、地域の皆さんの手工芸や書画などの力作が揃い、まさに「文化祭」の面目躍如といったところ。
また、「ふるさと仁井☆写真コンテスト」の応募作品も展示し、審査を行いました。
PRの甲斐あって、応募いただいた写真は40点にのぼりました。
審査するのは参加者の皆さん。
「仁井らしい写真」「きれいな写真」と思ったものに赤のシールを、「おもろい写真」と思ったものに黄色のシールを貼っていただきました。
皆さん審査に参加してくださるだろうか…というスタッフの心配も杞憂。
100セット用意した投票用シールがあっという間になくなり、急遽40セット追加。
それでも足りなくなってしまいました。
応募できなかった皆さま、すみません。
そして、見事に第1回大賞を獲得したのがこちらの「淡路西国三十二番札所 正護山 久野々普済寺観音さん」。
紅葉が大変きれいです。
そして紅葉と見紛うばかりの赤黄のぽちシールが会場の圧倒的支持を物語っています。
撮影者の方のコメント「私は絵を描いているんですが、その題材にしたいと思って撮影したものなんですよ(%ニコ女%)」。
このほか、北淡診療所の先生による講演や福引きなどで大いに盛り上がりました。
閉校になって初めての文化祭、どうなるかという心配もよそに、多くの住民の方の参加を得た楽しいイベントになりました。
皆さま大変お疲れ様でした。