平成22年度から小規模集落元気作戦に取り組む養父市筏集落。
「ぶらっと集まってコミュニケーションする場があまりないなぁ」との声にお応えし、元気作戦の定例会に合わせて「村カフェ」を開催してきました。
1月14日(金)は筏集落の「お日待ち」の日。
「お日待ち」とは村内の仲間がある決まった日の夕刻に集まり、一夜を明かして翌朝の日の出を拝した後に解散する行事とのことです。
まぁ、平たく言えば「村の新年会」でしょうか。
前回11月30日(火)の定例会で「お日待ちには多くの住民が集まるので、村カフェを開いてはどう?」との住民の方のご提案で「筏カフェ『うだつ』」スタッフが集落にお邪魔しました。
この日参加された住民の方は約40人。
まずは、導師さんに合わせてみんなでおつとめです。
導師さんの前には「天照皇大神」の掛け軸と御神酒が見えますね。
神仏習合といったところでしょうか。
そして、区長さんのご挨拶。
(%エンピツ%)旧西谷小学校を工場として活用している但馬醸造さんにゆずを出荷する取組を始めました。取組の輪を広げたいと思っているのでご協力お願いします。
但馬醸造さんと地元の皆さん、11月13日(土)の「いかだふれあいのつどい」で交流を深められましたが、着実に地元に根を下ろされていることがうかがえて心強い限りです。
その後、皆さん車座になっての歓談タイムです。
「筏カフェ『うだつ』」スタッフは歓談の輪にコーヒー等を差し入れる形で取材敢行。
(%ノート%)昔は、全8隣保でお日待ちをしていたが、ここ6〜7年は区で一括開催。
(%ノート%)「お日待ち」の日は1月14日で固定。あと全住民が集まる年中行事は1月23日のお寺の集まり「承陽講(じょうようこう)」くらいやな。
(%ノート%)昔は西谷村の中心だったので、いろんなお店がそろってたんや。映画館もあって月2回くらい上映していたかな。その跡地が今の公民館。
(%ノート%)昔は山林(炭焼き)で生計が立てることができたものだが…。
(%ノート%)過疎化は急速に進んでいる。役場が合併する度に疲弊しているかも…。
(%ノート%)農作物もいろいろ作ったけど、なかなか特産品にまではならない。
といろいろなお声をいただきました。
会場にはこれまでの懇談会でまとめた模造紙も張り出され、ご覧になっている住民の方もいらっしゃいました。
多くの方のご意見を聞き取りできましたし、小規模集落元気作戦の取組を知っていただくよい機会になったのではと思います。
今回のご意見、今後のむらづくりの一つの参考にできればいいですね。
(%左足%)一歩(%右足%)ずつ、ぼちぼちと考えていきましょう。