ここは篠山市大芋地区の市野々集落、市野々公民館裏のゲートボール場です。
雪に埋もれてしまっていてちょっと分かりづらいのですが、ここに新たな交流拠点が生まれようとしています。
ちょっと雪をどけてみましょう…去年9月の様子です。
(ご多分に漏れず、市野々も今年は例年以上の雪に見舞われているようで、ピーク時には大人の膝下くらいまで積もっていたようです)
ゲートボールの休憩所の手前の一画が今回の現場です。
ちょうど一年ほど前になりますが、「『かまど炊きご飯』や地元農産物など、食を通じた体験型交流事業をやろう」ということで持ち上がったのが「かまどレストラン」整備構想。
このほど、約一年に及ぶ計画、設計を経て、めでたく着工の運びとなりました。
2月6日(日)に現場での打ち合わせにお邪魔したのですが、雪の中、すでに土間の構築作業が始まっていました。
今回のかまどレストラン整備の大きな特徴は「かまどを参加型でつくっちゃおう」というものです。
かまどの版築(はんちく)壁やかまど本体に地元の土を使いながら、専門家の指導のもと、地元の方をはじめボランティアさんの力を結集し、みんなでかまどをつくりあげていきます。
2月下旬から3月上旬にかけてワークショップを予定しているとのこと。
こちらも目が離せませんね(日程等はこちら)。
この日は県広報課による取材も行われ、「将来的にはかまど炊きご飯だけでなく、季節に応じた体験を提供できる『行きつけの田舎』を目指そう」など意欲的なお話も出ました。
みんなで行うかまどづくり。
かまど完成後の交流はもちろんですが、その前段階でも交流や地域ファンづくりを図っていこうという新たな試みです。
私たちも注目していきたいと思います。
【おまけ】
兵庫県では県民の皆さまの地域貢献活動や人的交流の促進、また、地域活性化に取り組む地域団体等の支援を図るべく、コミュニティ活動や交流体験イベントに参加された方に付与される地域ポイント「ひょうごポイント」を平成22年度に導入しました。
市野々かまどレストランの整備に参加される地域外のボランティアの方にはこのポイントを発行する予定です。
ポイントの仕組みについては、こちらをご覧ください。