3月27日(日)、昼の小茅野に続き、「おいやか村」こと丹波市福田集落にお邪魔しました。
今回は「むらの10年後を考えよう」ということで地図上で10年後のむらをシミュレーションしようという試み。
福田の懇談会は机を置かずにみんなで車座でやります。
何ともアットホームです。
まずは福田の今の姿をプロットしていきます。
家は21軒、うち別荘は4軒…と。
住んでいるのは男性28人、女性23人ですね。
さぁ、10年後はどうなっているでしょうか。
住民の皆さんは10歳年をとります。
平均寿命以上の方を除いていくと…あらら、平均寿命の長い女性はともかく、男性の人数は半減してしまいました。
さらに20年後になると、机上シミュレーションでは男女とも6〜7人にまで減ってしまいました。
これではむらの体をなしませんね。
えらいこっちゃ。
このまま手をこまねいていたら
・力仕事をする人が減るため、農地の管理ができなくなる。食料も確保できなくなる。
・自治会が人的に機能しなくなる。
・日常の買い物に困る人が増える。
・助け合いが困難になる。
・伝統文化が廃れる。
など、えらいこっちゃだらけです。
でも、そんな結果にも皆さん前向きでした。
(%ひよこ%)環境、人間関係、コンパクトなところなど、集落としてはすばらしいところ。不安は自分たちで取り除けると思う。現在住んでいる人たちがそういう気持ちでやらないといけない。課題を早く解決するとともに、いろいろなチャンスがあれば活かしていけるようにしたい。そうすれば若い人たちも「帰らんといかんなぁ」と感じてくれるようになる。
その気持ちがあれば、何とかなるに違いありません。
一歩一歩、できることからみんなで考えていきましょう。
【おまけ】
この日は秋祭りでも活躍した都市部の大学生の皆さんもワークショップに参加し、フットワークも軽くシール貼りや板書など運営に大活躍するとともに、将来発生する「えらいこっちゃ」についてもいろいろ考えて積極的に意見を出してくれました。
これからも懇談会には極力参加させて欲しいとの嬉しいコメント。
ありがとうございました。
え〜やん