公民館、どうどう橋に案内看板…各種整備事業進行中!(宍粟市千町)

4月18日(月)、西播磨・但馬・北播磨の集落まわりの途中、宍粟市千町集落にお邪魔しました。
集落では都市部の住民の方と一体となって耕作放棄地を再生する「あこがれ千町の会」を結成して1年間取り組んできました。
このほど、耕作に訪れる都市部会員の皆さんが宿泊できるよう、公民館に宿泊機能を整備しました。
これまでなかったバストイレも完備。
これなら夏の農作業の後でも疲れを十分とって翌日の農作業に備えられそうですね。
集落の皆さんにとっては一大事業でしたが、都市部の皆さんと一体となった集落再生にかけるあつい思いを垣間見る気がしました。

このあと、集落の方のご案内で岩塊流にうかがいました。
整備が進んでいた林道「千町・段ヶ峰線」の橋も工事が完成しています。

(注)本記事作成日現在、林道自体はまだ整備中ですので、車の通行はできません。

橋のたもとを見ると、しっかり「どうどう橋」と銘板が入っていました。
昔、岩塊流の下を水が流れる音が「どうどう♪」と聞こえていたことから、地元ではこのあたりを「どうどう」と呼んでおり、それにちなんで名付けられたものです。

そして、周辺には岩塊流などについて説明した真新しい案内板が設置されています。
先の橋の名称を含め、これらは宍粟市の「岩塊流を活かした地域づくり検討会」において検討が進められました。

集落の活性化にこれという決定的な処方箋はありません。
でも、地域の資源や魅力、外部の力、そしてそれらを活かそうという集落の方々の積極的な「心」がある限り、地域は明るさを絶対に失わない…そんな思いを新たにした千町訪問でした。
(写真は岩塊流の象徴ともいえる「くじら石」です)

平日お忙しいところご案内いただき、ありがとうございました。

 え〜やん