一つ星で、ずずずいっと。(篠山市丸山)

10月某日、お休みを頂戴して1年ぶりに家内と篠山市丸山にお邪魔しました。
去年はフランス料理「ひわの蔵」にお邪魔したのですが、今回はそば懐石「ろあん松田」へうかがいました。

ちょうど訪問の1週間ほど前に発行された「ミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良2012」で見事に一つ星を獲得しました。

この日いただいたのはお蕎麦だけで何と3種類(因みに蕎麦がきや蕎麦寿司を除いた数です)。
合計13品(とブログ子は判断しました)のランチです。

こちらは1皿目のお蕎麦の前にいただいた、丹波篠山の山の幸がぎゅっと詰まった一皿。
鹿肉しぐれ煮、焼き黒豆、シバグリ、アケビの味噌和え、サツマイモのレモン煮と芋づる…とお皿の上でまるで秋祭りが行われているようなにぎわい。
味付けもとても上品です。

お待たせしました。
1皿目のお蕎麦「十割蕎麦」です。
腰が大変強い。
そして、喉ごしも滑らかです。
通は喉を通った後で鼻にほのかに戻ってくる「戻り香」を楽しむものなのだそうです。
残念ながらブログ子にはそのような粋な心得はないのですが、細かいことにこだわらず(ろあんさん、すみません)ずずずいっとおいしくいただきました。

そして、こちらは「蕎麦寿司」。
風味を活かすため、あえて手巻き寿司で提供しているそうですよ。
ほどよく利いた酢の甘酸っぱさが蕎麦の食感を引き立てます。

2皿目のお蕎麦は「粗挽き蕎麦」。
ちょっと太め・短めに打ってあります。
そば殻を含めて挽いており、最初の十割蕎麦のつるつるっとした滑らかさと打って変わって「ぷちぷち」っとした食感が楽しい♪一品です。
塩でいただく、というのがちょっと新鮮です。

もう一皿は「山かけ蕎麦」でした。
ブログ子はとろろで、家内は大根おろしでいただきました。
蕎麦ももちろんおいしかったのですが、その後いただいたそば湯が香り高く暖かく、お腹に嬉しかったのがとても印象に残っています。

たっぷり2時間半をかけていただいたランチでしたが、一品一品非常に心配りされたタイミングで出てきましたので、「なんだかあっという間、でも程良い2時間半」でした。
また、「蕎麦メインだから、そんなにお腹いっぱいにはならないのでは」という事前の予想と相反して、しっかりお腹に収まりました。
もちろん、蕎麦懐石ですし、「お腹に負担」というものではないですよ。
「ちょうどよい」絶妙な品数と量でおもてなしいただいたということでしょうか。

「ひわの蔵」の時もそうでしたが、このような日本の原風景とも言える景色の中で暫く時間がとまったような、ちょっと贅沢なランチタイム。
この日もまたまた大満足(%笑う男%)(%笑う女%)で丸山を後にしました。

ごちそうさまでした。

【おことわり】
「13品もありました!」といいながら、4つしか写真を載せられませんでした。
本当はもう少しご紹介するのが「食べログ」の真骨頂なのでしょうが、あとは是非読者の皆さんが直接五感でお楽しみくださいね。

 え〜やん