県内屈指の雪どころ(%雪だるま%)、宍粟市戸倉集落。
2月4日(土)から5日(日)にかけて力強い助っ人が集落に入りましたので、今日はその様子をお伝えしましょう。
戸倉では元気作戦に取り組み始めてから「高齢化が進み、冬場の雪下ろしが大きな悩みの種」ということで、何かいい方法はないか検討してきました。
そこで出たのが「学生によるボランティア隊を受け入れてはどうか」という案。
また、せっかくの機会ですので、学生さんの若い感性を活かし、むらづくりについて一緒に考える場を設けてみることとしました。
ということで、今回戸倉にやって来たのは、関西学院大学法学部で地方自治を学ぶ北山ゼミの皆さん。
がんばるぞ〜(%雷%)。
早速9名の学生さん、3班に分かれて作業開始です。
前の週末にドカ雪が降り、あたりは一面の銀世界。
まさにそこら中が作業現場ですが、今回は特に一人暮らしのお年寄りなど雪下ろしがままならないお宅を中心に作業を実施。
スノーダンパーなど慣れない道具を手に、
(%とんかち%)家までの進入路確保
(%とんかち%)道路部の雪撤去
(%とんかち%)地元の方が屋根から下ろした雪の撤去
などを精力的にこなしました。
若さとパワーで、地元の方が想像していた以上に作業できたようです。
雪下ろしが終わったあとは、熱々のぼたん鍋を囲んで地元の皆さんと意見交換を行いました。
(%エンピツ%)戸倉はスキー場で成り立ってきた。
(%エンピツ%)多くの民宿があったが今ではなくなってしまった。
(%エンピツ%)農業も行っているが自給的。
などのお話が聞け、大学生の皆さん、熱心にメモを取っていました。
そして、翌朝。
前日の意見交換を踏まえ、大学生の皆さんから集落活性化に向けた提案会がありました。
(%ノート%)戸倉の方々は今まで訪れた農村集落とひと味違って都会的。
(%ノート%)「雪合戦」などを含むパーケージツアーを組んでみては。
などの感想や提案とともに、「地域の方々との交流という意味で、継続的な活動を実施したい」という意見が出され、地元の皆さんも発表に終始真剣に聞き入っておられました。
そして、提案会が終わった後は「ばんしゅう戸倉スノーパーク」にて地元の方によるスキー・スノーボード教室が行われました。
講師は元国体スキー監督とゲレンデパトロール隊の皆さん。
これだけの豪華インストラクターに教えていただく機会なんて、そうそうはございません。
学生の皆さん、昨日とはちょっと違った形で気持ちのいい汗を流されました。
こうして今回の「雪下ろしプロジェクトin戸倉」は無事に幕をおろしましたが、雪下ろしをしたお宅の住民の方には大変喜んでいただけました。
参加隊員によると、別れ際はそれこそ「涙、涙(%涙%)の感動のお別れ」となった由。
地元の皆さんにとっても学生の皆さんにとっても、今回の2日間は非常に密度の濃いものになったようです。
戸倉の活性化に向けて、今回生まれた新たな交流の芽をみんなで無理なく楽しく育くんでいきたいですね。
皆さま大変お疲れさまでした。
え〜やん