養父市宿南に、深い緑を背負って佇む青谿書院。但馬聖人と呼ばれた池田草庵が、弘化4年(1845年)から明治11年まで陽明学や朱子学を教授していた漢学塾です。
二十段あまりの階段を登ると、幕末に、勉学に励んだ若者達の熱気に触れたような気がします。
青谿書院では、関東から九州に及ぶ各地からの門弟673人が学び、明治以降の日本の発展に貢献した人々が輩出されています。但馬の松下村塾とも言えるのではないでしょうか。
青谿書院は見学自由(無料)ですが、すぐ近くの青谿書院資料館は要予約(資料代300円)です。