「日本一大きな自然金のでる鉱山」。養父市中瀬はかつてそう称えられる日本有数の金山町でした。千人以上の人が暮らし、商店が軒を連ね、映画館があった中瀬も、今は江戸時代の風情が残る静かな集落です。
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その中瀬が、10月26日、大いに盛り上がりました。「甦る黄金郷」と銘打ち、「鉱石の道フェア」ファイナルイベント、中瀬フェスが盛大に開催されました。
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この日のために、交流拠点施設「中瀬金山関所」と「トロッコ広場」を整備し、5カ寺巡りスタンプラリーや、中瀬金山の殷賑ぶりがうかがえる歴史パネル・自然金・鉱物の展示が行われました。
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人だかりができたのは「砂金すくい体験コーナー」。体験なのですくうのは真鍮ですが、じつはこのとき使用した砂は、8年前に本物の金を入れて実施した砂金すくい体験のときと同じ砂。そのときの金が残っている可能性があるという裏情報もありました。
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中瀬を活性化させようとする「中瀬金山会」は元気なグループです。これからの活動に期待したいと思います。
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