今期から始まった新企画、
「ダッシュ」トークサロン「あたらしい働き方」の
第2回目が終了しました。
今回は、(有)コミュニティ企画の乃美さんにお越しいただいて、
今に至ったプロセス、
そして仕事の内容をお伺いしました。
乃美さんは、大学を卒業後、
アルバイト生活を経て、コミュニティ企画に入社。
ポストに偶然入っていた「ザ・おおさか」(大阪市内版、現在は休刊中)
をきっかけに飛び込むように就職したそうです。
コミュニティ企画はメインの事業として
「ザ・淀川」というコミュニティ誌を発行されています。
このコミュニティ誌は、
主に淀川区を中心に配布されています。
話を聴いていて、一番おもしろいなと思ったのが
この雑誌の目指すところ。
例えば小学校では個性が強い子は
からかわれたりしやすい、ということがあります。
でも社会に出れば、それがすごい才能だったりするんですが
こどもの社会ではなかなかそうはならなかったりして、
子どもはコンプレックスとして感じてしまうことは
よくあることです。
でも、この「ザ・淀川」にその子のその個性が取り上げられたら
学校の中では周りの見る目が変わったりするそうです。
「○○くん、ザ・淀川載ってる!すごい!」という具合に。
勿論、それがその子にとって自信になる。
そういう雑誌であり続けたい、とのことでした。
この話を聴いて
「まちのファシリテーターだ!」と思いました。
この雑誌が主役なのではなく
あくまで「まちの人」が主役。
その潤滑油なんだと。
こういう企業はそう多くないかもしれません。
でもこういう仕事って、「必要」なんじゃないでしょうか。
「理想」なのかもしれません。
でも、現にこういう仕事をやっているのです。
後半は、「ワールドカフェ」というワークショップを行いました。
乃美さんの話を聴いて、
参加者同士でそれぞれの考えや感じた事などを
話し合っていただきました。
今回もあっという間に時間ぎれ。
講座修了後も、残って話をされている方がたくさんいて
この「働き方」というテーマのエネルギーを
ものすごく感じました。
次回は2月13日(土)14時からです。
ゲストは旭区で活動しているNPO法人フェリスモンテの
若き事務局長、隅田耕史さん。
大学を卒業後に一般の商店などに勤めた後に、NPOの業界に。
フェリスモンテは大阪のNPOの中でも規模も大きく、
スタッフも多く抱える、言わばNPO業界(?)の「大企業」。
そんな中で事務局長として、地域の「居場所」として
コミュニティカフェ「花しょうぶ」を立ち上げたりと活躍されています。
そんな隅田さんの、そこに至るまでの経緯や、
現在のお仕事の内容や働き方などについて、お伺いします。
興味のある方は是非おこしくださいませ。