4月10日(土)、コミュニティファシリテーション研究所の
廣水乃生さんをお招きして
コミュニティ・ファシリテーション基礎講座を開催しました。
一人ひとりの自己紹介からスタートして、
それぞれの所属する
組織・コミュニティの抱える問題点を挙げていきました。
「強引で攻撃的な人がいて発言しづらい雰囲気がある…」
「何を考えているのかわからない曖昧な反応しか返ってこない…」
「コミュニティの運営に関わろうとする人が少ない…」
皆さんそれぞれ悩みを抱えてここに来られているのが分かりました。
その後、
「小さな声と大きな声のつながり」
「起こることをワクワクしながら歓迎しよう」
「『ひと』ではなく『こえ』を見よう」
という三つの視点で話が進められていきました。
この三つの視点は、いずれも、これまで自分が捉えていた「場」を
新しく捉えなおすために重要だと感じたのですが
その中でも個人的に特に興味深かったのが
「無力と効力」「目的論と原因結果論」の話でした。
圧力的な話し合いの場で発言しないということは
一つの意思表示であるということ
(その考えの転換が無力→効力への転換になり、人が生きる力になる)、
何か起きた時にその原因ばかりを追究するのではなく
その問題の発生にどんな意味がありこの先どう展開するのかに注目すること、
この二つの視点を持つことで、自分の組織への関わり方や見方が
大きく変ってくるのではないかと思いました。
その後、気温のせいかぼんやりした頭をシャキッとさせるため
5〜6名ずつに分かれて好きな場所に移動しての意見交流を。
満開の桜の下のベンチで、「目的論と原因結果論」だの「場の理論」だの
話し合っている集団…なかなか不思議な光景だったのでは(笑)
隣でお花見していたおばあちゃんがきょとんとしてこちらを見ていました。
なかなか新鮮な体験でした。
最後に、参加者の皆さんが特に気になっている
組織運営についての話の中で
廣水さんが開催されている「つながる勉強会」の話題が出ました。
ここでは「集まりたくなるしかけ」がたくさん披露されて
皆さん大変興味深そうに聞き入っていました。
ぜひ一度参加してみたい!と思わされるような内容でした。
その他にも皆さんまだまだ聞きたいことがあるし
廣水さんもまだまだ伝えたいことがある…という名残惜しい雰囲気の中
一旦会は終了し、続きは交流会で…という流れに。
終了後も参加者の方同士で盛り上がっている姿が見られ
講座そのものだけでなく、こういう時間の中でも
新しい発見や出会いというお土産を
皆さんに持ち帰っていただけたのかなと思います。
自分自身は、たくさんお土産をいただいた気がします。
廣水さん、アシスタントのリサさん、参加者の皆さん、
ありがとうございました。
次回も楽しみにしています!
今回、多数のご応募をいただいて
残念ながら参加できなかったみなさん、
申し訳ありませんでした。
また同様の講座の開催も計画していますので、
次回ご期待ください。