アイデアを出す力を育てる「イベント・企画デザイナー養成講座」

こんにちは、事務局研修生の大場です。
高校・大学や専門学校の文化祭は、実施するのも遊びに行くのも楽しいですね。
有名校でも全く知らない学校でも、悪天候や時期はずれなときでも、
中に入れば力強い活気に満ちています。
若さとバカさにモノを言わせて(失礼?)、
へんてこなイベントやショップが立ち並んでいると、ワクワクしてきますね!
…と、思うのは私だけ?

今日は、2/2から全4回で開講されている
『イベント・企画デザイナー養成講座』のご紹介をさせていただきます。
アイデアをいかに出していくかを身に付けるため、
「閃き編」「アウトプット編」という2段構えで毎回違う講師の方が来られています。
今回は「大阪あそ歩」プロデューサーの陸奥賢さんが講師でしたが、
著名な陸奥さんが講師ということもあって、
受講生の方達も興味深く受講されていました。

さて、イベント企画といっても「イベントの作り方」の講座ではなく、
ここでは「アイデアを出す力を育てる」講座です。
その点でも、講師の方の論点もかなり違っているようです。
今回は「大阪あそ歩」の事例から「ものの見方」や「考え方」を学んでいきますが、
先生の口から最初に出た言葉は…。

「私はイベントは嫌いです」

初回から講師の方にこう言われて、受講生たちは戸惑いました。
では、なぜそう考えるのかという点からスタートして、
この講座の本当の意味が次第に分かってくるという仕組みです。

「イベントはそのときだけ。継続していかなければ何も残らない。」

この言葉には眼から鱗でした。
確かに、大きな主張を持ったパレードもそのときは楽しいのですが、
それが後に続かなくては地域に根付いていかない。
その点をクリアしていくには、「お祭り」にしていかなくてはいけないというお話です。
お祭りは、毎年地元の人たちが集まって計画し、
役割も普段の生活にまで浸透していきます。
山車でも神輿でも頭はその地域の有力者で、
役割ごとのまとめ役になるのもやはり実力者であり
責任感も発言力も必要になるので、その地域に住んでいる人が選ばれます。
一方、マスコミで大きく取り上げられたはずの大きなイベントでも、
一回きりになることがよくあります。
イベントそのものが目的となったら続かないのです。

さて、いきなりそんな意識改革を経て、
次は受講生が持っている企画をどのようにブラッシュアップしていくのかに入ります。
目を引くタイトルやきれいなチラシを作る前に、
どうやって企画を形にしていくのかを学んでいきます。
どんな企画が飛び出すのか分かりませんが、1つでも形になれば嬉しいです。