商品企画「商品のCMを考えよう」

「エル・チャレンジ」さんで実施させていただいた
商品企画の講座の2回目で行ったワークショップをご紹介します。

前回の冒頭で説明させていただいた、ぼくのポリシーは
「すでにもっている魅力に気づくこと」

新しいものや目新しいことを、
やみくもに思いつこうとするのではなく
まず、今ある商品に向き合うこと。
そうすると見えてくることがあります。

どのような経緯で商品が生まれたのか?
商品の名前の由来は何か?
など、普段考えないことの「意味」を考える機会になります。

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では、一回目を踏まえて
またひとつ商品企画に大切なこと
それは「使用シーン」です。
その商品は、
いつ、どこで、だれに、
どんなふうに使われているのか。
それが使用シーン。

それを設定するために、
「商品CM」を想像してみてください。
商品がテレビで紹介されていたら、
それはどんなCMになっているでしょうか?

このときの
コツは「想像」ではなく「妄想」することです。
真面目な思考は固くなってしまいますから
やわらかく、自由に、ストーリーを妄想してください。

さあCMはどんなものでしたか?
どんなものがテレビに映っていましたか?

朝なのか、昼なのか、夜なのか
食卓なのか、公園なのか
学校なのか、職場なのか
出演者の年齢や職業や、家族構成、
そもそも、出演は人でなくても構いません。

細かく思い浮かべていけば
どこまでも細かく考えることができます。

これをできる限り、詳細に設定し、
細かい場面の状況までを想像できるようになれば、
その商品の社会や日常における役割が
はっきりと見えてきます。

そのイメージをもとに、
いまの商品にたりない要素を装飾したり
チラシやディスプレイ装飾を工夫したり、
どのように使うのかを接客販売で説明してみてください。

きっと、商品について
より伝わりやすくなっていると思います。