「ヴェルデ・リーガたより」第6号
発行:2008(平成20)年5月1日付
●活動状況と今後の予定
平成20年度新役員決まる
4月24日に20年度の総会が開かれ、谷脇団長以下旧役員の全員留任が決まりました。更に役員の増員が提案され、次の方々が新役員に就任されました。
総務:井上信美(テナー)、谷向郁代(アルト)
広報:水村比汀子(ソプラノ)、井上ゆき子(ソプラノ)
今年度も「より良きヴェルデ・リーガ」となるよう全員協力し頑張りましょう。なお、次の方が4月より入団されました。よろしくお願いします。
山本良彦(バス) 中山婦美子(アルト)
(写真)足羽川の桜橋から九十九橋にかけての桜並木・福井市–>
●ヴェルデサロン(団員の自由ページ)
・「私とコーラス」
アルト 谷向郁代
歌うことは大好き。母譲りだと思うのだが、こだわりはただひとつ、音の外れたのは嫌いだった。そこで自己流ではなく歌いたいと思ったのが、娘時代に入った混声合唱団。男声と女声が1対2で、男声がいつも少ない参加であった。
結婚して関西に来たので、当時のメンバーとは会うこともなくなり、子どもが幼稚園に行くようになり、趣味の一つとして女声コーラスの仲間入りをした。パートはずうっとアルト。声の質からいえばメゾソプラノだね・・・と言われたのだが、間に入る中間の音には自信がなかったのである。
仕事を始めてからは退団し、喉を痛めて声も出にくくなって諦めていた。去年は仕事も辞め、歌いたいのはやまやま。無理をしなければ声も少しは出るかもしれない。でも、当時は会場が遠かったり、夜の練習の混声合唱団しかなく、悶々としていた時にこの混声合唱団の誘いを受けた。これが入団のきっかけである。
練習が他の用事と重なることも多く、毎回は参加できないが、歌える喜びを感じている。しかも男性の方が多数の合唱団で素晴らしい。友人を誘うのだが、皆さんお忙しそうで入団とまではまとまらない。最近「歌声喫茶」なるものが再流行の兆しありとか。懐かしく、嬉しい限りである。
若いときは腹筋を使って発声していたと思うが、最近は贅肉が邪魔して腹筋はどこへ行ったのか使えていない。でも、コーラスを楽しめることが嬉しいこの頃である。
(写真)千歳通りの桜並木・世田谷区桜丘2丁目付近—>
・「CHERRY BLOSSOMS(SAKURA)」
テナー 井上信美
ある日、製造現場にいたところ、突然人事担当がやって来て1週間以内にアメリカにある合弁会社の研究所に行くようとの辞令を渡された。英語をよく勉強しておけばよかったと思っても、もう時間がありません。私にとってはまさに青天の霹靂でした。
日本を出発し、飛行機の中でも一晩中よく眠れませんでした。なんとかサンフランシスコの小さな日系ホテルに着くと市内観光を勧められ、バスに乗り込みました。バスが着いたJapanese tea gardenはちょうど桜の花が満開になっていました。
すると、どこからともなく懐かしいメロディーが聞こえてくるではありませんか。可愛いkindergartenの子どもたちが満開の桜の木の下に集まって、Cherry blossoms(sakura)を歌っていたのです。この時以来、日本の歌を外国語で歌うのが私の趣味になりました。
Blossoms pink ! blossoms white under april’s sky
Everywhere the eye can see Is it mist , or is it cloud ?
How their perfume fills the air
Come with me ! Let`s go see ! Cherry blossoms time
話は変わりますが、京都大学の奥田元総長は、夕食をご一緒するといつも「こんにちは赤ちゃん」を上手に、正確に歌っておられたそうな。「歌の歌詞を3番まで歌える人は数学が良くできる」そうです。どんな歌でも3番まで歌える人でないと京大に入れない?