「ヴェルデ・リーガたより」第3号
発行:2007(平成19)年11月1日
●活動状況と今後の予定
10月に入って猛暑の夏から一気に秋がやってきた感じです。グリーンフェスタも近づくにつれて、我々の練習もいよいよ佳境に入ってきました。当日(11月4日)は日頃の成果が十分に出せるよう、風邪などひかず、体調には十分注意して頑張りましょう。
団員募集のポスターを更新し、公民館・自治会館・学校前の各掲示板に貼ってあります。一度ご覧いただき宣伝してください。
(写真)閑谷学校から見上げた夜空・備前市閑谷—>
●ヴェルデサロン(団員の自由ページ
・「セピア色の思い出」
アルト 堤 禮子
私がまだ可愛い?小学生の頃、家で歌を歌っていると、父は即座に私の歌に合わせてハモらせて歌ってくれた。時には低音で支え、時にはオブリガートで舞うように・・・。たまには音を探っているうちに変なメロディーに迷い込み、大笑いのときもあったが。
私は子どもの頃、高音はかすれがちで、美しい声とは言えなかった。しかし父は私に似ず?美しいテノールの持ち主だった。私は一人では味わえない、心地よい歌の世界に導かれていった。
こんなこともあった。父の自転車に乗せられて歯医者に通う時、父はいつも歌を歌った。サンタルチア、帰れソレントへ、コロラドの月・・・。父の背中で聞く歌声は素晴らしかった。今も耳をすませば風の音とともに聞こえてくるようだ。
時は流れ、久しぶりに帰省した私に父は伴奏をせがんだ。歌うのを楽しみにしてようだ。その歌声は時に高音が割れ、私は寂しかった。私を音楽の世界に導いてくれた父が逝って29年の歳月が流れる・・・
(写真)藻岩山展望台より市街地を望む・札幌市南区–>
・「ヴェルデ・リーガに参加して」
アルト 杉野雅子
もう10年以上も昔、緑台中学校のPTAコーラス「ふらうえんこーる」に、ただの歌好きで在籍していたのですが、子どもの成長とともにすっかり足が遠のいておりました。
それがこの度、混声合唱グループとして生まれ変わったのを期に、10年ぶりにお誘いをいただき、また参加させてもらうようになってから間もなく1年になります。
正直言って最初はレベルの高さに戸惑い、自信も失くしてしまいました。でも、地域や学校などでの発表を目標にして課題曲に取り組む練習は、やりがいもあり楽しいものです。
また、上手ではないけれど、歌を楽しんでくださるお年寄りの施設への訪問なども実現できたらうれしいと思っております。何よりも楽しむことが大事をモットーに、これからも頑張ります。