皆さん、こんにちは!3月に入ってから少しだけ寒さが緩み、ダウンジャケットなど厚着をしなくても良いような気候になりました。
さて、昨年4月のブログにも書きましたが、3月は年間を通じて自殺が一番多い月だそうです。ご存知のように以前は3万人を大きく越えた自殺者は最近は減って、2017年は2万1千人ほどになりました。しかし、20歳代前後の若者の自殺者数は反対に増えてきているようです。経済的に困窮状態にあった中高年の自殺者が減り、精神的に困窮状態にある若者の自殺者が増えたのです。
3月、4月は寒い冬から暖かい春に変わる季節の節目ですが、「若者の心」は反対で、「死ぬほど厳しい季節」なのでしょうか。おっちゃんたちは鈍感なので分かりません。
「この季節の何が子供、若者たちをそのように苦しめるのか」。
ある若者が言いました。「がんばれ!」と言わないでくれ!、「元気を出せ!」と言わないでくれ!と。このことを聞いたとき、近くに住むある老人(80歳前後)のことを思い出しました。その老人がある日、杖を突いて元気そうに歩いているので、「○○さん!今日は頑張って、元気に歩いていますね!良かった、良かった!」と言ったところ、「やかましい!『頑張っている』とか、『元気そうですね!』と、人を馬鹿にすな!このステッキでどついたろか!」と、ものすごい剣幕で叱られたのです。そのことをある人に話すと、「あの人はナ!昔、大きな会社の野球選手でノンプロで有名だった。身体を壊し、昔の栄光から遠ざかって行く自分を苦しんでいるんだよ!だから、『元気』『頑張っている』という言葉は返って彼を苦しめることになるんだ」と。なるほど!「いたわり、励ましの言葉が返って、心に傷をつける」ということをある程度知っていましたが、まさか近隣の身近な老人にも当てはまるとは思ってもいませんでした。
しかし、おっちゃんは「しつこい」方です。たとえ叱られようが、「どうした!元気か?」という言葉を投げかけます。特に若い人たちに・・・。元気出して!元気出して!3月、4月、いや人生を通じて、頑張れ!頑張れ!