皆さん、お早うございます。なんやかんや言っているうちに4月になりましたね!
今日は少し「突っ込んだ話」をさせて頂きます。私たちは今まで何度か親御さんなどから相談を持ち掛けられましたが、残念ながら当事者に会えていません。曰く「本人は来たがらない。常日頃支援している、接している私が、私たちが詳しく説明します・・・」と。
親御さん等の気持ちは分かりますが、苦労している・悩んでいるという「ご自身のフィルター」を透してしか、当事者が診えないのです。ひどい場合には(?)、「あなた方には分からないのよ!毎日接している私たちのことを何故、理解してくれないの?」と叱られることもあります。
私たちグループは医者や臨床心理士、或いは、当事者の家族ではありませんが、「色を付けずに当事者を診る」ことができ、「支援」という言葉・意味を「客観的に寄り添って」を信条・ポリシーにしています。当事者を「病を持つ人」とは思っていません。当事者に会わなければ、分からないことであり、当事者が思っていること、認めて欲しいことが分からないのです。世のなか、健常者(?)が障がい者(?)を判定することが間違っているのです。世界的哲学者のカール・ユンクは言いました。「障がい経験者しか障がい者を診ることはできない」と。
桜は散りましたが、これから新緑の季節です。ではまた。