すっかり見学者気取りで着席していた私。
中央会の担当者さん(美人)が
「折角ですので、姫路おでんさん何か発表されますか?」
な、なんですって?
「いえ。滅相もございません」
と、いっこうに首を縦に振らない私に、担当者さんも苦笑い。
普通、企業の営業さんだったら「ぜひとも! よろこんで!」となるところです。
時は経ち、
すっかり嵐をくぐりぬけたつもりで、講義を受講していました。
もう気分は見学者→受講生(早っ)。
先生の灰谷幸さん(ライターズチーム*ハッピー)はとっても可愛らしい人でした。おしゃべりもとっても面白くて、そして速い。
「喋りが止まらないなあ」
と、いらんところで感動。
すると突然、中央会の方(ダンディーなおじさま)が、
「折角ですので、姫路おでんさんにも何か一言いただければ……」
!!
(もう終わった話だと思ってたのに)
「いえあの結構です」
「1、2分でいいんですよ」
「いえあの、もうこういうの苦手で」
「はあ?(困惑)」
すっかり断り文句の手札を使い尽くしていた私。
中央会の方(ダンディーなおじさま)の笑顔にもう、首を縦に振るしかありませんでした。
つづく