清なる歌姫の声の魔法—☆Shakira☆

なぜお前さんは今までこの歌手を紹介しなかったんだい

 そう皆さんに言わしめてしまいそうな歌手といえば、今回お勧めするShakiraです。

 まず最初に彼女を見て、曲を聴いて感じるのは、彼女の小柄な体と衝撃的な声のギャップではないでしょうか。インタビューなどでは柔らかい声で愛らしく、しかし真面目に話すのですが、舞台やビデオクリップの中では凄まじく歌い、そして踊りまくります。

 実際にはすごく純粋で繊細な恥ずかしがり屋さんだろうな、というイメージを持っています。もちろん極めて個人的、主観的な感覚ですが。若干妄想ちっくでせうか。

 なのでなおさら彼女が歌っているのを見ると、観客を喜ばせたいという思いとそれを実行しているプロフェッショナリズムを感じます。

 彼女はコロンビア出身で、今ではアメリカ、そして世界中でも高名な歌手なので、英語の歌もありますが、私はほとんどスペイン語の曲しか聴いたことがありません。やはりスペイン語の歌詞の方が身近に感じられます。

 いわゆる”はずれ“が無い歌手なので、どの曲でもいいような気もしますが、とりあえず最初に紹介するのは私がアルゼンチンにいる頃、心を癒してくれた曲の一つでもあるのがShakiraの「no」です。

 ただこの曲は私の個人的な思い入れや体験と結び付いた曲で、少しディープな感じで取っ付きにくいかもしれず、もし初めて聴くのであれば、日本で島田紳助さんと松本人志さんがやられていた深夜のトーク番組のエンディングテーマにもなった、有名な「ciega sordomuda」という曲やウルトラメガヒットシングルの「suerte」等の曲を先に聴いた方が良いかもしれません。ビデオクリップも良いです。

 アメリカ人には、いわゆる“ラテンのノリ”がうけ、アメリカでもヒットした可能性もありますが、音楽的にはそんな事情を吹き飛ばす位のクオリティであり、彼女の独自性もしっかりと表現されている思います。

 その他にも「inevitable」、「la pared」、「te aviso, te anuncio」等の曲がお勧めです。スペインの歌手Alejandro Sanzとのデュエット曲「tortura」も良い味を出しています。 このAlejandro Sanzも紹介すべき歌手ですが、それはまた別の機会に。

 ミラクルヒカルさんの時もそうでしたが、彼女もユーモアやアイロニーが感じられる作品が多く、そんなところもお気に入りです。彼女の曲や歌い方のバリエーションはこれでもか、という位豊富で、なんちゃらの宝石箱や〜、という感じですが、歌詞に関して言えば、ほぼ“愛”について歌っています…

(▼_▼)愛…

(_´Д`)アィーン

(▼Д▼#)なんじゃそりゃー!

はあ〜(´A`)おいらにはな〜んも関係ねぇのに胸が痛い…
 
 そんな気分にさせてくれる歌手でもあります。

清楚さと爆発力をかねそろえた声の魔術師の音楽をお楽しみあ〜れ〜。