次に伺ったのは、切り絵作家の江本さんの自宅
山の中にある民家の庭先で、桜餅をいただきながら、「過疎化に伴う問題も、残された住民が力を合わせ、今ある資源を活かせば、何とかなる」と語る江本さんの話しに、一同聞き入りました。

江本さんの自宅に掛けられた、江本さんの切り絵です。

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このあと、近くにある「ふるさと元気村」を訪ねました。自然体験や文化活動を通じた交流によって、地域を元気にしようと、江本さんたちの活動により、廃校のリニューアルによって実現した施設です。室生村周辺に住む8人のアーティストが元教室を工房として利用し、制作や教室を開いています。受講生は、遠距離からも参加されるようです。オープンから約3年が経過して住民にも知られ、コミュニティの拠点に成長しているようです。

元気村の設立準備から今日に至るまでの、江本さんの話しを熱心に聞きました。

このあと、各工房&教室を見させていただきました。
「里めぐり」や「元気村」は、”田舎にある普通のものを都会の人に体験してもらう”、”今ある資源を知恵によって活かす”など、どこでも応用が可能な方法です。このことに加えて、「元気村をはじめた動機は、”地域を何とか元気にしたい”であり、”観光客に来て欲しい”ではなかった」との江本さんのお話しが印象的でした。