7月10日(火) 14〜16時半、本年度第2回の研究交流会を開催しました。参加者は、恐竜まちづくり協議会に新しくい加わったMさんを加え、8名でした。
研究員の活動報告のあと、研究所が支援している恐竜まちづくりを中心に、以下のような意見交換を行いました。
・農村観光には、①学習→②体験→③ツーリズム→④宿泊→⑤プログラムというプロセスがあり、収益性はこの順に多くなる。これまでは①〜③が中心だったが、今後は④⑤をめざすこと(自治・運営から経営へ)が必要である。
・人博では、初期に集中して人材育成を行い、人材(自己増殖できる人)が育った頃に手を引くという戦略を採用した。これを人博カーブと呼んでいる。
・「意識」と「行動」の組み合わせの4象限のうち、++:1割、−+:2割、+−:3割、——:4割と言われる。まず、++の1割をつかむことが肝要。そうすれば、−+、+−の人も++になろうとする。
・恐竜まち協は、企画運営委員会が中心になって動く、本来の形に戻す必要がある。
また、やりたい人を中心に展開していけるよう、まず有志が集まって勉強会を開催してはどうか? 研究交流会とセットで開催することも考えられる。
・淡路では、人材派遣会社が地域活性化、人材育成までやっている。行政は、従来型・地縁型組織を支援したがるが、これからは民間型・テーマ型組織の果たす役割が大きく、支援対象も変わっていかなければならない。
・これからの地域の活性化、地域づくりのあり方として、年金生活者が「ちょっとしたアルバイトで、孫のものを買える小遣い稼ぎができる」ような仕組みが大切では。
■次回の研究交流会
・と き:9月19日(火)13:30〜
・ところ:丹波の森公苑 会議室1