8月1日の公開事業レビュー第2日目を傍聴した。
インターネットでのライブ中継
どんなものか午前中の10時から覗いてみた。最初、きんたくんの歌が流れてなかなか始まらない。
そのうち高齢者ふれあい事業の検討が始まった。きれいな映像で音もよく聞こえた。
資料をプリントアウトして聞くといいと思ったが、会場に行くつもりなので、市役所へ急いだ。
あしたをひらく女性の会の会員5人と議員2人がで手分けして傍聴した。
小学校給食運営事業
現在、川西市の小学生9206人の給食を180回程度、自校方式で実施。
アレルギー食も対応。
委員からの質問
・10年後の児童の増減見込みは? 減るのは確実
・職員、嘱託員の資格は? 調理師免許はすべて持っている。ホテルのコックなどの経 験者もいる。
・調理のスケジュールは?
8時前からきて、下準備、出汁から作っている。11時出来上がり、午後は洗浄、計画や調書作成、4時終了。
・米飯の良いところは?
米飯が学力向上し、落ち着くとの調査結果が出て、国が米飯給食を勧めており、川西でも取り組んでいる。
・夏休み中の仕事は?
調理器具や洗浄機のメンテナンスをしている。
地域に出かけて食育の話をしたりしている。
・自校方式は経費的にどうか?委託について検討したか?
検討したことはあるが、しばらくは直営でする。
民間委託が偽造請負になると指導を受けているケースがあり、国会でも問題になった。
評価者の意見
・子どもへの安全な食提供がなにより大切。
・直営に賛成。あまりコスト意識に走るとジャンクフードになる恐れがある。
・食の安全が大事だが、コスト意識も必要。
傍聴しての感想
資料がとても詳しく、説明がわかりやすかった。
川西の学校給食は、安全性に配慮していることがわかり、このまま、自校、直営方式を守ってほしいと思った。熱心に取り組んでくれていることがわかって良かった。
高齢者おでかけ事業
高齢者に交通費の一部を助成することで高齢者が自発的に外出することを促進する目的に、平成11年10月から17年まで実施したが休止。19年より助成金額を縮小するなど見直して実施。H22年度予算、6800万円。
委員からの質問
・引き換え率81.4%だが引き換えていない人の理由は?
引き換える必要がないか、忘れるなどが考えられる。
・今後、増加する見通しは?
毎年、1200万円増加の見通しである。
・凍結した理由と再開した理由
財源の問題とコミュニティバスの検討が始まったため。
再開は高齢者団体の要望と政治的な理由(市長の公約)
評価者の意見・本当に本人が使っているかもわからない。
・廃止を前提に考えるべき。
・生きがい作りになっていない。7千万もかけるならもっと有効な事業を考えるべき。
・ボランティアの動機付けや育成などの生きがい作りにお金を回すべき。
・社会的弱者が出かけられる仕組みづくりなどに再構築すべき。
総括
・廃止の方向へ。もし、続けるのなら所得制限が必要。
傍聴しての感想
廃止の方向へとの結論がその通りに検討してくれるかが今後の課題。
選挙の年になると市長や議員などの候補者が公約にする。
高齢化が進み、年々額が増えており、ばらまきはやめるべきだと思うが、政治的なからみで公約にして復活した。
本当に川西市の財政問題を考える市長や議員候補者なら、公約にすべきではないと思う。
ごみ分別収集事業
委員からの質問
・委託料の決め方は?
・市民へのごみ減量についてアピールが足りないのでは?
評価者の意見
・市民への情報提供をわかりやすく。
・委託割合の再検討が必要。
・ごみ収集日数の配分が地域によって不均衡がある。
傍聴しての感想
全部のテーマは傍聴できなかったが、もう少し質問時間が十分あると良いのではと感じた。
傍聴してみると、意見を言いたいことがいっぱい浮かんできたので、ぜひ意見を出したいと思った。
(報告 向井)