原発に代わるエネルギーは?

福島原発事故により、私達は、エネルギーについて多くのことを考えるようになりました。国や、電力会社は、「原発は必要だ」といいますが、それは本当でしょうか?
 北欧では、30年も前の1980年だい、既に国の政策で、風力、太陽光、天然ガスなどの自然エネルギーへのシフトがどんどん進んでいきました。何故日本ではそれが進まなかったのでしょうか?

 事故後、日本では、再生可能エネルギーへの関心が急速に高まり、平成23年8月に
「再生可能エネルギー特別措置法」が成立しました。
しかし、各地に出来つつある風力発電や太陽光発電施設でせっかく発電しても、電力会社が送電網利用による電力供給の不安定を理由に、買い取り量に制限を設けてきた事実もあるそうです。そこで、発送電分離が問われています。

 電力自由化で参入したPPS(特定規模電気事業者)を導入すると、電気代が平均15%削減できるそうです。
 「川西市の公共施設にもこのシステムを導入すればいいのでは?」と思いましたが、PPSは、火力発電が主な電力で、環境問題を考える私達としては、「安ければいい」という論理には賛成できません。

このように、エネルギーのことを考えると、分からないことでいっぱいです。
そこで、エネルギーを専門としている方のお話を聞いて学ぶ会を計画しました。ご一緒に考えましょう。(詳しくは、イベント欄をご覧ください。)
 原発をめぐる状況は刻々と変わり、最近政府は築後40年を経過した原発の廃炉をきめました。皆さまにご協力いただいた署名活動なども、この決定に貢献したのではないでしょうか?
 (高上馬 悦代)