巷では、地球の裏側チリで落盤事故から68日ぶりに無事救出された33人の鉱山作業員の話題で持ちきりですが、こちらは国内、兵庫県は旧明延鉱山(養父市大屋町)のまちから・・・・。(%ニコ男%)(%ニコ女%) 本日は第3弾。 前回までのブログはこちら。その1 その2
日本の近代化を支えた数々の鉱山。なかでも明延鉱山は古くから銅を産出してきました。明治末期に有望な錫鉱脈が発見され、以降日本有数の鉱山として栄えました。(%ニコ男%)(%ニコ女%) 採掘した鉱石は、古くは明延において簡単な選別を行い香川県にある直島精錬所に送っていましたが、採掘量が増え選鉱場が必要となりました。当時、少し南東に位置した神子畑鉱山は勢いが衰えつつありましたが、さらに南東の生野では精錬も行っており、いわば神子畑は(鉱石の)交通の要衝でもあり、神子畑に機械式の選鉱場が建設されたのです。これが大正8年。(%ひよこ%) で、明延と神子畑を結んだのが「一円電車」なのです。(%晴れ%)
鉱石や資材、人を運んだ、明延〜神子畑〜生野をむすぶルートが『鉱石の道』なのです。神子畑−生野間には、重たい物資を運んでも大丈夫なように鋳鉄橋が架けられ、神子畑鋳鉄橋は国指定重要文化財に、羽渕鋳鉄橋は県指定文化財になっています。羽淵橋は2連アーチが美しいですね。(%晴れ%)
さて、前置きが長くなりました。10/9に行われた一円電車復活プロジェクトの作業は佳境に。(写真は線路の{終わり}です)
つらい肉体労働が続きますが、少し手を止めて、高いところから撮影してみました。
少し山を登ったところ、村を見下ろす感じで建てられている大きめの家。鉱山の所長宅として使われていたそうです。(現在は入ることはできません)
通る人も車も無く、苔むした道路が雨に濡れていかにも危なそうでしたが、慎重に登ってみました。
Jの字に線路が敷かれているのがわかりますでしょうか。
写真右手に写っている街灯はおもしろい形をしていますね。蛍かな?
枕木に犬釘を打ち付ける作業がようやく終わりました。(%ニヤ男%)
しっかりと固定されているか、市の職員の方が枕木1本ずつ確認されていました。「儂の検査はこんなんじゃ通らんぞー」とハンマーを振り下ろします。(%とんかち%)
「あっ、そこは私が打ったとこかも・・・・・(%ショボ男%)」
息つく暇もなく次の作業に。
木の型枠で囲いをして、その中にバラスを敷き詰めていますが、最終的に木枠は取り外します。ただ、このままはずしますとバラスが崩れてきますので、木枠の外側に更にバラスを置いて固めていきます。
ここで『ねこ』の登場です!!
ねこといっても三毛やシャム、トラとかのそれじゃないですよ。(%笑う男%) 一輪車でっせー。(%笑う女%)
空き地の真ん中に採石が高く積まれています。
パワーショベルでねこに採石を積み、エンヤコラと押していきます。
だんだんとねこで移動する距離も増え、いつしか雨も本降りになり、あと何度往復すればいいのですか、とふらふらになったところで終了。あー終わった、終わった。(%ニヤ男%)
本日の作業はここまで。
写真は、大活躍した重機達。コイツ達がいないと本日の作業はなしえなかったでしょう。
重機を提供していただいた副区長の小林さんならびに専門オペレーターの方に感謝、感謝、です。
(%ニコ男%)(%晴れ%)(%ニコ女%)
作業終了後、簡易テントの下で乾杯です。(もちろんお茶ですが・・・)
結構作業が進んだのと、この後の天気予報も雨でしたので翌日の作業は中止となりました。
次回は10/16(土)です。枕木の周りに採石を敷いたり、車庫まわりの作業になるかと。
はっ、車庫!
まだ基礎しかできていません。大丈夫でしょうか・・・。
お願い:一円電車復活に向けての各種作業。一人でも多くの人手が必要です。ねこの手も借りたいくらい・・・っていうやつです。ごらんのように肉体労働ですし、危険も伴います。でも、やったあとの充実感! 農作業体験やそっち方面のボランティアもいいものですが、ちょっと変わった電車の軌道敷設、車庫設置のボランティアも体験されてみませんか。詳しくはこちら。(%手紙%)
そうそう、ねこは押せませーんというあなた。一円電車祭り当日のお手伝いも募集していますよ。受付や駐車場誘導、案内係・・・・。お祭り当日は、小さな小さなむらに人がいっぱい来ます。なんかおもしろそう、と思われたかた、こちらもご覧ください。(%手紙%)
くろ