今年度の新規モデル地区である養父市大屋町大杉で、8月16日に地元の伝統行事である「大杉ざんざこ踊り」が行われました。
この踊りのルーツは実に慶安2年(1649年)までさかのぼります(%ショック男%)
当時流行した病気により村の人口が7人まで減少し、これを嘆いた村の庄屋が伊勢に参拝した帰りに、奈良の春日神社で見習い、氏子繁栄のために踊ったのが始まりと伝えられています。
ざんざこ踊りの稽古場にもなっている大杉公民館前で踊り初めの後、二宮神社へ向かいます。
先頭を歩くのは、踊りを指揮する新発意(しんぼうち)で、手には軍配を持っています。
二宮神社に到着すると、本殿に祈祷して踊りがスタート。
4人の中踊りを中心に、周囲を側踊りが太鼓を打ち鳴らしながら踊ります。
中踊りと側踊りは、赫熊(しゃぐま)とよばれる赤髪のかつらをかぶっているのが特徴です。
中踊りは、背中にカラフルな唐うちわを背負って踊ります。
炎天下、途中何度か休憩をはさみながら約1時間30分踊り続けます(%晴れ%)
子供たちも黄色いたすきを掛けて参加。
子供の頃から踊り続けるので、特に稽古をしなくても大人になると自然と踊れるそうです。
踊りが終わると餅撒きが行われ、最後に公民館前に戻って踊り納め。
お疲れ様でした。
400年近く続くと伝えられている伝統行事だけあって、地域の人たちの思い入れは相当なものだと感じました。
少しだけ大杉地区の歴史に触れたような気がしました。
まえちゃん