地域ぐるみで見守り続ける

一年ほど前、勤めているNPOが行政との合同・協働で、
催した講演会にスタッフ参加したことがあります。
『虐待』がテーマの講演会だったのですが、
わかりやすく(ていねいで)、そして詳しい内容だったので
とても印象に残っています。

松尾はNPOが発行しているニューズレターに
その講演会の記事を書かせて頂く機会をもらい、
講演でメモしたことをまとめ文章を書きました。

幾つもの重要なことがあるのですが、
一番大切だと思えることは、

・一市民として見守り続ける気持ち
・その事柄をその人たちを理解すること
・そして理解しさらに見守り続けるため、
新たなる事案、事柄を見逃さないため、アンテナを張り続ける意識

市民としてアンテナをいつも張りめぐらし
そして持ち続けることを講演会を通じて
学んだ気がします。

現在、地域ではいろいろなことがあります。
友情、愛情、非行、イジメ、虐待、自殺…
ほかにも様々な事があります。
それが地域というものだと感じています。

私たちの気持ち一つ次第で、”いくらでも”
世の中がすみやかになるような気がするのですね。
小さなことからコツコツと…と言ってもよいかと思います。
私たち市民一人ひとりが意識・アンテナを持つこと
イジメや虐待等にたいして意識・アンテナを持つこと

行政等の職員さんたちだけでは、
到底、全てをカバーするのは不可能だと思います。
地域の市民ぐるみでカバーをしていくという意識
絶対に見逃さない、見落とさないという市民意識

松尾は宝塚市に引っ越してきて、12年が経ちました。
宝塚というまちは、本当に地域意識が強いなあ、
すごいなあと感銘する部分が多いです。
すばらしい部分だと思えるのですね。
宝塚歌劇だけではない、この地域性は
全国に誇れる部分だと心から思います。

ちょっと意識を持つだけだと思うのですね。
おせっかいとか、プライバシーの侵害だとか
難しい部分もあるかと思います。
その部分は「空気を読んで」というのは
こちらの身勝手すぎなのでしょうね。

でも関係性が築けていけば、その人(たち)に
信用・信頼してもらえるのでしょうし、
そこまでいかなくても、一目は置いてもらえるのでは
ないでしょうか。

一人の人間が市のすべてをカバーする必要性は
ないかと思います。多くの皆さん一人ひとりが
少しずつカバーしていけば、市の全てをカバーできるのだと
思います。

最近でも様々な事件が起きています。
私たちの周りでも起こることなのですね。
他人事ではなく、私たちの問題なのですね。
そんな意識・アンテナを張ることを
「来年の抱負」のひとつに加えてみられては…

そんな「コミュニティケア」のお願いです。