フリースペース「わ」の雰囲気☆★

フレミラ宝塚と小浜小学校区まちづくり協議会共催の
思春期ひろば「フリースペース わ」の雰囲気を
今回はお話させていただこうと思います。

大体、スタッフ側の参加者は、
フレミラ宝塚の思春期ひろば担当職員さん、
小浜まち協の役員さん、そして松尾となります。

ときどき、安倉地区センターから、
地域福祉コーディネーターさんが参加されます。

対象となる方は、宝塚市に住んでいる方で、
不登校・ひきこもりに悩む、おおむね22歳までのかた
親御さんです。

『心地のよい音楽と、ティー(お茶・コーヒー)があれば
他に何がいる?』

なんていうセリフが聞こえてきそうなくらい、
「わ」では笑い声と、ティーのいい香りがただよっています☆

快適な空間なのですね。
演出しているのは、地域の方と、職員さんなのですね。
いつ、どなたが来られても、楽しく過ごせていただけるように
こちら側は、準備万端なのです☆
(大げさに構えているわけではなく、なにげなく
みんなで楽しく過ごしているのですが(^v^))

楽しさとは伝わる—うつるものだと思えるのですね。
こちらが楽しそうにしていれば、元気のない子どもさんも
お母さんも、なんとなく明るくなってくる

発想が単純すぎるでしょうか?
いや、人間ってそんなものだよと思われるでしょうか?

地域の方々(松尾も職員ではなく、宝塚市民ですので
地域の人間となりますよね)、そして職員さんが
この2年間、一緒に「居場所・来れる場所」をつくってきました。

もともとの「コミュニティケア」とはこういうものを
指していたのではと感じる時があります。
地域にホッとできる場所がある
今は行かなくても(行けなくても)、いざとなれば
行ける場所がある。そこには話を聞いてくれる人がいる。

一昨年末、宝塚NPOセンターさんが催した、
これからの不登校・ひきこもり(ニート)等の支援についての
シンポジウムに参加してきました。

「コミュニティケア」という発想、素晴らしい発想・プランだとは
思いましたが、実践するのは難しいかもと感じたのも事実です。
ですが、ここ小浜の土地では「コミュニティケア」を実践している。
利用される方の多さが問題ではないと思うのですね。

継続し、続ける。
これこそが最も大切だと思えるのですね。

思春期ひろばでは、「ルート」も行っています。
長尾まちづくり協議会区内の、福祉園芸のNPOさんに
畑を一畝お借りし、ひきこもりの方と一緒に農作業をしている。

最初は「めんどうくさいなあ」という感じがあったかもしれないけれど、
来年度も「チェリー畑」をお借りして、農作業を続けるかは、
メンバーさんと話し合い、やろうと決めました。
スタッフ側が主導でやろうと決めたのではなく
メンバーさんがやろうと決めました。

ボランティアの方が毎回のように参加してくださる。
ひきこもりの方にたいするコミュニケーションスキルって
本当にUPするのですよ。
今では、そのボランティアさんが、ムードメーカーとなり、
そして、メンバーさんに気遣いのある言葉もおかけになる。

長尾の土地でも「コミュニティケア」が実践されて(きて)いるのですね。

≪確かにまだ発展途上のものかもしれない。
でも、それで十分なのでは。最初から完成されているようなものなど
出来るわけがない。少しずつ少しずつ皆の成長と共に
居場所も発展していく。それで良いのでは。≫

コミュニティケアに関しては、次回もお話出来ればと思います☆