日本宇宙少年団 六甲分団について

日本宇宙少年団 六甲分団の活動を 大塚さんからお聞きしていました。
大塚さんとのご縁はふるさとひょうご創生塾で、とてもお人柄に魅力を感じておりました。

先月、5月の丹波篠山の摘み菜のイベントにもご参加をいただき、想像どうりの温かい方です。早速8月度の親子の参加でのイベントを企画しました。

日時は8月8日(日) 「大空へ水ロケットを飛ばそう!」詳しい内容は後日説明させていただきます。ぜひ、日本宇宙少年団の活動をご覧になってくださいませ。

最新のニュースはYACが山崎直子宇宙飛行士に託した「アサガオの種」の返還式が行われました!詳しくはこちら
http://www.yac-j.or.jp/です。

次回のチャンスには日本の誇る葉わさびの苗を宇宙に、なんておもしろそうですよね。
お子様に夢を、親子で共通の夢、を語れるチャンスを8月8日ぜひ今から空けといてくださいね。

楽しい企画を練っていきますので。ぜひ親子でお父さん、お母さんもご一緒に参加してくださいね。もちろん親子で採れたて野菜のお料理もばっちり入っていますよ。

下記の記事は抜粋記事です。ぜひ読んでみていただきたいので。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・記・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

— まず、山崎さんが宇宙というものに興味を持った一番最初のきっかけはどんなことだったのでしょうか? そして、YAC団員と同じくらいの子供時代を、どんなふうにすごしていましたか?

小学校1、2年生の頃、北海道の札幌に住んでいたんです。夜真っ暗になると、星が本当にきれいに見えるところで。近所に”星を見る会”というのがあって、そこに二つ年上の兄と一緒に行って、よく星を見ていました。天体望遠鏡を使って星空を見ると、月のクレーターはクッキリと見えるし、土星の輪もきれいに見えて、「宇宙って本当にキレイだなぁ」と思ったのが宇宙に興味を持ったきっかけだったと思います。

2001年9月、ロシアで水上サバイバル訓練を行う山崎宇宙飛行士。当時はまだ候補者でした。でも、その頃は、「宇宙に行きたい!」というよりは、「大人になったらみんな宇宙にいけるようになるんだろうなぁ」と漠然と思っていた感じで。兄と一緒にテレビで『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』を観るのが大好きで、アニメの世界では、宇宙へ誰もが行けるようになっていたので。

— そんな漠然とした宇宙への思いが、「宇宙の仕事がしたい!」と強く思うようになったのは?

小・中学校の卒業文集などを見ると、「学校の先生になりたい」とか、ディズニーランドができたばかりだったので「ディズニーランドで働きたい」なんてことが書いてあったんですね。この頃は宇宙飛行士という仕事のこともあまり知りませんでした。宇宙飛行士を知ったのは、中学3年生の時、たまたまテレビでスペースシャトル・チャレンジャー号の打ち上げ中継を見た時です。スペースシャトルへ乗り込む前に7人の飛行士がおそろいのオレンジ色の服を着て、手を振りながら笑顔で乗り込んでいく様子がすごく印象的で。しかも、クルーの中に民間人高校教師のクリスタ・マコーリフさんがいたんです。自分のなりたかった教師という仕事と、大好きな宇宙が結びつくということがわかって、とても驚きました。まだ宇宙飛行士を仕事として意識していたわけではないんですけど、「いつか宇宙に行きたい」ということをより現実的に思った瞬間でしたね。

そのチャレンジャーの打ち上げは爆発で失敗してしまった。とてもショックで悲しい事故になってしまったのですが、宇宙飛行士への憧れは消えることはありませんでした。

2001年9月26日、晴れて、宇宙飛行士として認定され、証書を受け取った山崎宇宙飛行士。宇宙の他にもたくさん興味があることはあって、高校の時はテニスに夢中になったり、海外で仕事をすることに興味を持ったり、進路にいろいろ迷ったときもあったんです。そんな時、自分が本当に好きなことはなんだろう、と自分を振り返ってみた時、絵を描いたり、物をを作ったりすることも好きだったので、その両方ができる宇宙工学を選びました。大学に入ってからは、人が宇宙に滞在するための宇宙ホテルや、そのためにロボットを作りたいという思いがあったので、その2つに関して夢中になって勉強しました。

— 夢を実現した今、振り返って見ると「あの時がんばったから今の自分がある」という時期はどんな時ですか?

大学院に行ったあと、一年間アメリカに留学したんですね。その時が私にとって初めての海外で、私にとってはすごく大きなできごとだったんです。宇宙の本場であるアメリカで、一年の間、外国の人と一緒に勉強したり、仕事をしたり。その時の経験が今につながってるなぁ、という気がします。

— 今、山崎さんは夢いっぱいのお子さんを育てるお母さんという立場でもあるわけですが、子供の夢をかなえるために、どんな子育てをしたいと思いますか?

2008年11月11日、ついに宇宙飛行士として、国際宇宙ステーション組立ミッションSTS-131/19Aに参加することが決定し、記者会見が行われました。うちの両親は宇宙の専門家でもなければ、特に宇宙が好きだったわけでもないんですけど、私たち兄妹が宇宙が大好きなことをよく理解してくれていたんですね。例えば、ボイジャーからの写真の展覧会が開催されれば、それに誘ってくれたり、いろいろ気にかけてくれたんです。特にあれをしなさい、これをしなさい、と言われた記憶はないんですけど、好きなことに夢中になることを影から支えてくれ、励ましてくれた。私も、子供が好きなことに夢中になることを応援してあげられる親になれたらいいな、と思っています。いろいろなことにチャレンジさせてあげて、たとえそれが失敗しても、次につなげられるように「いつも味方だよ」という気持ちで元気づけてあげたいですね。

— それでは、最後にこれから宇宙を目指す子供たちに一言お願いします。

宇宙というのは、これからの世界だと思うんですね。まだまだわかってないことはたくさんあるし、宇宙は本当に広い。宇宙ステーションは上空約400kmのところを周っているんですけど、それは東京から大阪くらいの距離なので、宇宙のスケールで見ると、地球の上を這っているような状態なんです。みなさんの時代には月や火星などのより遠くの宇宙を探検する時代になると思います。そんな時代に、これからの未来の可能性を切り拓いて行くには、みなさんの若い力が本当に必要です。いつか、一緒に仕事ができる日がくるといいですね。