赤そばの栽培をとうして地域活性化へ
下記のアドレスは以前の記事です。赤そばの種まきをしていきます。
現代では、いわゆる「富貴病=贅沢病」が多くなり、蕎麦の価値はますます評価されつつあります。
太平洋のフィジー国は「癌の無い国」として知られていますが、蕎麦を多食することとの関係が指摘されています。
蕎麦の抽出物である、ビタミンB族のある成分が抗癌作用を持つことや、含有セレンが抗癌効果があることなどが指摘されています。
脳腫瘍あるいは肺癌の患者に蕎麦を食べさせると身体機能が増強するという中国での報告があります。
野生の蕎麦から抽出された成分に、マウス移植癌腫瘤の成長を抑制するものが発見され、「威麦寧」という、漢方抗癌薬がすでに開発されています。
中国の民間では、湿熱下注による婦人の帯下病や排尿痛に、蕎麦と緑豆を半量ずつ混ぜ、饅頭(まんじゅう)をつくり、常食して治療する地方もあります。
また、肝胆湿熱が原因の黄疸である「陽黄」や、排尿痛に対して、蕎麦、薏苡仁にて麺を作り、キュウリと一緒に食すると治療効果があるとも言われています。
脾胃湿熱、高脂血症、肥満、脾胃有熱の患者さんに対して、蕎麦麺と苦瓜が有効であるとも言われています。
このように、蕎麦の健康食品、防癌食品としての効用は今後、ますます重要視されてくることでしょう。
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赤そばの栽培をとうして地域活性化へ
休耕田等を活用した赤そばの栽培等で集落の活性化を図り、高付加価値型農業、農産物の加工・販売の活動をしていきます。
高齢化等に伴う耕作放棄地の発生が懸念されている中、耕作放棄地の防止と有効活用を図るため、休耕田に市民農園や景観作物を作付けして地域の活性化・環境保全等を図って参ります。
市の中心部に近いことや大阪、神戸等の大都市にも近いため若者が市内へ転出するなど後継者不足が大きな悩みになっており、イノシシによる獣害も重なり、耕作放棄地が増加するなど農家の生産意欲が減退していっています。
私たちの目指す将来像は、 担い手となる就農者を育成し、農作業等の集積を図り、担い手を中心とした農業生産組織の設立を目指します。
将来に渡って農地を維持し、良質な農作物生産地として確立していくことです。
参加就農者共同で赤そばの作付けを行い、景観の向上に努め、また、耕作放棄地等を週末農園として創設し、貸農園事業として開設・運営して行きます。
なお、これらの取組により、耕作放棄地の発生防止と都市住民との交流による地域の活性化を図ることとしています。
今後は、担い手を中心とした集落営農の実施に向けた推進をしていくことや、都市と農村の交流による景観作物(赤そば)の栽培の拡大による耕作放棄地の防止及び、非農家を含めた集落全体で取り組むことが今後の課題であると認識しています。