●和食の基本「だし」にはうま味がたっぷり

●和食の基本「だし」にはうま味がたっぷり

 一汁三菜(ご飯に汁もの、おかず3種)を基本とする和食が、栄養のバランスがよい、全体に低カロリーであるなどの理由で、健康によい食事として注目されています。

 和食は昆布やかつお節などで「だし」をとりますが、この「だし」にはうま味成分がたっぷり含まれています。

うま味とは、甘味、塩味、苦味、酸味と並ぶ基本5味のひとつ。

「だし」のおいしさは昆布などに多く含まれるグルタミン酸やかつお節に含まれるイノシン酸で、これが和食のうま味の決め手なのです。

うま味には相乗効果があるため、うま味成分のあるものを単独で使うよりもいくつか組み合わせると、いっそうおいしくなります。

 肉や魚、乳製品にはそのものにうま味が多く含まれていますが、野菜やいも、きのこ、豆、海草などのうま味をプラスすればさらに強いうま味に。

うま味調味料はその手助けをしてくれます。