里芋といかの煮物

里芋といかの煮物 

里芋を下茹でしないので簡単で、とろりとした田舎風の煮物です。
里芋は亡き兄の好物です。気のあった長兄をしのびながら作ります。

材料 (2人分)
いか 1はい
 里芋 8〜10個

★ショウガ 薄切り2枚分程
 ★醤油 大さじ2
 ★みりん 大さじ1
 ★酒 大さじ半分
 ★砂糖 大さじ1

出し汁 400cc

作り方

1 いかはわたを外して、軟骨を取って水洗いする。足は目を取って一本づつに切り離す。胴は1㎝幅に輪切りにする。里芋は皮をむいて大きければ2つに切る。

2 鍋に★印と出し汁のうち50ccを入れて煮立てておく。煮立ったらイカを入れてはしで2分程炒め煮にして皿にとり出す。

3 いかを取り出した鍋に里芋を入れて、残りの出し汁を入れて強火にかける。
(里芋に煮汁がかぶらなかったら水を足して下さい)

4 煮立ったら中火にして落としぶたをして里芋が柔らかくなるまで、10分程煮る

5 里芋が柔らかくなったらいかを戻しいれる。
鍋を揺すりながら汁気が無くなるまでにつける。

あればインゲンなどの青物は塩ゆでしておく。
器に盛りつけてインゲンなどを散らす。

・・・・・・・・・・・・・・
●頭芋・殿芋とは

◆正月の縁起物
頭芋とはサトイモの親芋の事で品種名ではありません。

京都では古くから正月元旦の縁起物として、頭芋を雑煮の中に入れて食べる風習があります。それは、人の上に立つ「頭(かしら)」になるようにという意味これは男性の場合です。更にクワイと共に、芽が出た状態のものなので、「芽が出るように」という意味がこめられているんです。

とは言うものの、白味噌仕立ての雑煮椀の中に、このこぶしほどもある大きな芋がごろんと一個入り、一個丸ごと一人で食べなければならず、それから出ないと御節に手を出せないのですから結構つらいものがあります。

京都の場合、この頭芋には京都の伝統野菜として知られるえび芋の親芋が用いられ「殿芋」とも呼ばれています。品種名で言えば唐の芋です。

頭芋といえば、その他八頭などもよく知られていますね。

◆味の特徴
一般的な子イモに比べ粘りは少なく、どちらかといえばホクホクした食感に仕上がります。

里芋全般の旬や品種と産地はこちら →

里芋の選び方と保存方法や料理はこちら →

里芋の栄養価と効能はこちら →

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・