健康的に糖を消費する方法
そんなに健康に問題でない糖と、フルクトースが多く含まれている悪い糖があることは分かりました。フルクトースが加工食品に沢山含まれているとしたら、食生活を改善しつつ、大好きなお菓子を楽しむにはどうすればいいんでしょうか?
これから、いくつかの方法をご紹介します。実践するのにちょっと忍耐が必要なものもあるし、どんな人でも簡単に取り入れることができるものもあります。
もし、砂糖の摂取量を減らすのに挑戦しようとしている方がいたら、これだけは覚えておいてください。自分が達成したことに自覚的であること。多くの場合、一気に改善しようとして失敗は起こります。ちょっとずつ変えていった方が簡単だし、続けるのも簡単です。
砂糖入りの飲料をやめる
これが一番大切なことです。フルクトースが沢山含まれている炭酸飲料は本当に大きな問題です。上でも述べたように、炭酸飲料を飲んで糖を沢山摂取しても、身体はその事に気がつけません。
炭酸飲料によって十分に糖を摂っているのにも関わらず、空腹のままだし、炭酸飲料を飲み続けることだってできるんです。それに、コーラを始めとして多くの炭酸飲料にはナトリウムも含まれています。
なんで、塩が炭酸飲料に含まれているのでしょうか? それは喉の乾きを促進させて、もっと炭酸飲料を飲みたいと思うようにしているのです。そうなったら企業はより儲かりますもんね。
それにカフェイン入りの場合だとカフェインの利尿作用によって、より乾きが促進されます。だから炭酸飲料などの砂糖入り飲料は単にフルクトースがたっぷりというだけではなく、おすすめできません。
なにより最悪なのは、これらには栄養が全くないっていうことです。たとえば、他の砂糖入りの食べ物、ドーナッツとかケーキを食べるなら、いいんです。脳は食べたということを認識できますから。でもフルクトースたっぷりの炭酸飲料は違います。やめたって身体は何にも困らないのです。
だから一番いいのは、炭酸飲料は完璧に止めてしまうことです。これは一番忍耐がいると思いますが、一番重要です。炭酸飲料を止める事で簡単に砂糖の摂取量を減らすことができます。だって、脳がカウントしない糖を摂取するのが格段に減るわけですからね。
では何を飲めばいいのか? 答えは水!
これはある種の人々にとっては堪え難いことみたいです。しかし、水以外の飲み物ってだいたい加工品なんです。もちろん、もう二度と砂糖入りの飲料水を飲むなと言っているわけではありません。
でも、砂糖入り飲料水を飲めば飲むほど、糖の摂取量をコントロールするのは難しくなるってことは覚えておいてください。砂糖入りの飲料水やアルコールを飲みたかったら、飲んで20分以内に消費することを目指してください。(この方法は、デザートを食べちゃったときにも有効です。食べて、20分以内に消費するようにしましょう! )
砂糖と一緒に食物繊維を摂ろう
加工食品と非加工食品の所でも言ったように、食物繊維は砂糖の摂取量を減らすのに大変効果的です。カロリーを摂ったから、もう食べる必要ないよということを脳に伝えてくれるわけですから。フルクトースと食物繊維はお互いに補い合っています。
食物繊維にない甘みをフルクトースが担い、食物繊維がフルクトースの欠陥を補ってくれているのです。だからフルクトースをとるときは食物繊維を一緒に摂るようにしましょう。果物を食べたり、その他にも食物繊維入りのものを摂ったりね。
大量に砂糖が含まれている加工食品を止める
本当は加工されていない材料から食事をつくるのが一番いいのですが、忙しいと毎食作るのは難しいですよね。加工食品を止めるっていうのはいい考えだけれど、現実的ではありません。
だから、加工食品の選び方に気をつけましょう。購入時には砂糖の有無をチェックしましょう。デザートじゃないのに砂糖が入っていたらそれは避けた方がいいでしょう。異性化糖がリストの始めの方にあるのも避けましょう。
全粒入りのパンを買いましょう。そしてできるだけ出来合いのものじゃないようにしましょうね。それから食物繊維入りの食べ物を! 食物繊維入りだとダメになっちゃうのが早いので、買い物の回数は増えてしまうかもしれませんが、全部作るのよりは断然実現できるはず。
家に甘いものを置かない
110619sugar9.jpgもしデザートに目がないのだったら、デザートを家に置かないようにしましょう。これは本当に有効な方法です。誰だって持ってないものを食べることはできないんですからね。
もしも、本当に食べたいのだったら、食べてもいいですが食べるまでをちょっと面倒にしておくのです。夕食を食べて、その後にどうしてもデザートが食べたいってなったら、それから家を出て買いに行くようにしましょう。
どうしてもっていうのは、食べたいって20分以上思うようならということです。20分の間に別にいいやってなることもあるでしょう。20分経ってもデザートが食べたかったら、出かけて行って適切なサイズのデザートを買いましょう。
デザートを買いに行くのを習慣化しないように気をつければ、欲求先延ばし作戦は成功する可能性が高いですよ!
全部絶ってはダメ!
もし今あなたが、結構な量の砂糖を摂取しているのだとしたら、あるいは砂糖が大好きなんだとしたら、それを全て絶つのはおすすめできません。食べ物を我慢することが精神的によくないからという理由だけではありません。
おそらく、甘いもの依存になっていると考えられるからです。Psychology Todayに記事を書いているAngela Pirisiは心理学者のBart Hoebel博士の研究をあげて、こういっています。
ラットを使った実験では砂糖に対する依存の兆候は10日で現れました。つまり動物が砂糖を渇望するようになるまでに長い時間は必要ないということです。
脳内のオピオイドとドーパミンの組み合わせが、依存を導きます。この神経伝達物質がなくなると動物はいらいらし、甘いものをもう一度食べたいと思うようになります。
人口甘味料でもこの依存状態は起きるので、Hoebel博士によるとカロリーではなく甘みが重要なのではないかということです。研究ではなぜ、このような渇望がおきるのかは明らかにされていませんが、糖に依存性があるとみなすことはできるでしょう。
だから、糖を減らすなら、ゆっくりやりましょう。
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詳しくは下記をクリックしてご覧になってくださいませ。
http://www.gizmodo.jp/2011/06/brain_and_body.html