うつ病と食事の関係
2014年01月26日 | 自分の健康は自分で守る
うつ病について
これまでの治療の主流は「薬と休養」でしたが、新たな治療法として「食事」が注目されています。
ここでは食事療法や効果的な栄養のについてご紹介します。
うつ病と食事の関係
うつ病は脳内の神経伝達物質が大きく低下することで発症します。
この神経伝達物質はアミノ酸、またはアミノ酸がつながったペプチドと呼ばれる物質でできています。
神経伝達物質にはセロトニンやノルアドレナリンがあり、これらが大きく低下すると、憂鬱感や焦燥感、やる気の低下、不眠などの症状がでてうつ病を発症するようになります。
うつを改善させるにはセロトニンと呼ばれる神経伝達物質が必要です。
セロトニンはトリプトファンと呼ばれるアミノ酸から作られています。
セロトニンはメラトニンというホルモンの材料にもなり、寝つきを良くする効果もあると言われています。
このため、まずはアミノ酸を摂取することが大切です。
アミノ酸の食事としては、肉や卵などの動物性タンパク質と豆腐や納豆などの植物性タンパク質をバランスよく食べ、脳内の神経伝達物質の原料となる「トリプトファン」を多く含む、バナナ、牛乳、卵黄、大豆製品、雑穀ブレッド、サラダ、プレーンヨーグルト、まぐろ、かつおなどを中心に、朝昼晩3食きちんと食べることが大切です。
特に朝食は最も吸収効果が高いので、朝食抜きというのは絶対に辞めましょう。
基本はバランスの良い食事ですが、うつ病の場合、通常よりもホルモン生成が少なくなっているので、正常な人の一日の摂取量よりも多くのアミノ酸を摂取し、ホルモンの生成量を増やすようにするといいと言われています。