第1回 あなたの年収は1分で決まる
2014/1/21 (2/3ページ)
そこで気づいたことは、「話し方」と「稼ぐ力」は正比例しているという事実です。「魅力的な話し方」をしていないのに、高収入を得ている人は皆無でした。一人もいませんでした。ぜひ、思い出してください。あなたの周りの魅力的なリーダーや収入の高い方は、どんな話し方をしているでしょうか?
彼ら彼女らは間違いなく、
・ダラダラしゃべる
・要点がまとまっていない
・支離滅裂
・話が脱線する
などの話し方をしていないのです。
こんな話し方をしていては、リーダーとして不適格ですし、人を引きつけることは絶対にできません。
真の経営者・リーダー、トップランナーたちに共通するのは、
・印象的な言葉を発する
・シンプルに端的に語る
・言葉にチカラがある
といったポイントです。
だからこそ、人がついてくる。応援する人が増える。口コミが発生するのです。
なぜ、話し方がうまくならないのか?
話し方が向上する人と、そうでない人の違いは、「方法論」と「実践」の2つにあります。真のリーダーたちに話を聞くと、「どうやったら話すのがうまくなるのか?」を考え、意識的に練習をしたり、コンサルティングを受けたりしています。実践的で行動力があり、目標に向かって努力をしています。
その一方で、話し方が残念で、ずっと変化がない人は、「話し方に無自覚」なのです。うまいとか下手とか、どうしたらうまくなるかということを、「考えてもいない」のです。そしてもちろん、実践もしていない。ここが最大の差です。
さらに、話し方が残念な人の特徴に、「努力の方法そのものが間違っている」ということも挙げられます。
たとえば「話し方がうまくなりたいからボイストレーニング(ボイトレ)教室に行ってしまう」人。
どうですか? ひょっとしたら、あなたは、「滑舌(かつぜつ)が良くなったり、美声になったりすれば、プレゼンテーションの説得力が増す」と思っていませんか?