生麩を作ってみましょう
日本の伝統的な植物性たんぱく食品である生麩の作り方はとっても簡単。
小麦をこねて、水中ででんぷんを分離すると水に溶けないグルテンというたんぱく質だけが残る。
これを蒸したものが生麩で焼くと焼き麩ができる。
つくり方
1.小麦粉100グラムに水50ミリリットル加え、よくこねて粘りを出す。 水を入れすぎないように加減する。
2.ボールに水を入れて、その中で静かにもむ。 でんぷんの白い粒が洗い流されて、弾力のあるかたまりが残る。
これがグルテン!
3.グルテンに白玉粉を練りこむ。
4.蒸し器で15分くらい蒸すと出来上がり。白玉粉の分量は、グルテンの80%くらいに
する。
←グルテン100%の生麩
抹茶、プレーン、黒ゴマの3種類。
電子レンジで簡単に作れる。
←生麩をチョコレートで包んだお菓子
チューインチョコ!
←グルテンを取り出したあとの小麦粉でんぷんを煮詰めて作った正麩のり
←正麩のりを使って作ったお部屋のインテリア作品
麩がいつごろ伝わったか明らかではないらしいが、中国では唐代(618〜907)に油で加工した麺筋という食品があるので、伝来した時代はかなり古いと思う。
江戸期には麩師という麩を作る職業があった。動物性たんぱく質のない時代に、植物から蛋白源を得るなど、ケミカルに生かした先人の知恵はすばらしい。(編集室)
http://blogs.yahoo.co.jp/bio_kitchen_ray