ストレスのピーク時に、心を落ち着かせる4つの思考法
生きていると、誰でも遭遇する思いもよらない出来事。ショックを受けたり、怒りが沸いてきたり、ストレスがピークに! なんてときがあるものです。
そして、そんなときに対処法を誤ってしまうと、状況をますます悪化させてしまうことに。逆にすぐに心を落ち着け、気持ちを切り替えることができると「全然大したことなかった」なんて思い、何事もなかったかのように過ごせる場合もあります。
ストレス状態から立ち直るための「RAINメソッド」
そんなストレスへの対処法ですが、心を静め、気持ちを切り替えるのに役立ちそうなメソッドが兄弟サイト「ライフハッカー[日本版]」で紹介されていました。その名も「RAINメソッド」。4つの言葉の頭文字からきていて、その内容がこちらです。
R=Recognize(認識する)
自分が何かを感じているという事実を認識しましょう。(中略)例えば、「イライラ」や「不当な扱いを受けたと思う気持ち」、「身体が火照っている」、「痛い」、「泣きたい」などです。
何事もまず現状を把握しなければ、問題解決はできないもの。しかも、自分の気持ちは自分にしか分からないので、感情をしっかり認識するのは大事です。
A=Accept(受け入れる)、Allow(許す)
不愉快な感情であっても、自分が味わっている感情をありのままに認めましょう。
その感情を変えようとせずに、そのまま受け入れるのです。
自分の気持ち対して「これではダメだ」と思ってしまうと、ネガティブなまま全てが止まってしまい、解決やストレスの解消に向うことが難しくなります。
I=Investitgate(詳細に調べる)、Inquire(調査する)
また、自分の感じているものが持つほかの側面にも目を向けてみましょう。例えば、「怒り」という脆い鎧の下に隠れた、かすかな「痛み」という感覚などです。
腹を立てていると思っていたけれど、実は寂しさからの怒りだった、というのはよくある話。ストレスの元をしっかり理解するには、隠れた感情を見つけることが役立ちます。
N=Not-identify(同一化しない)、Not-self(無我)
特定の感情や考えなどを持っていても、その感情と自分自身とを同一化しないようにしましょう。自分が感じているものを構成するさまざまな部分は、自分という全体像から見ると、わずかな時間だけ生じた小さな一面に過ぎないという点を意識して、それらと自分自身とを切り離して考えましょう。
「感情と自分自身を同一化しない」これを意識すると、グッとストレスが減りそうです。ひとりでは難しいというときは、人に聞いてもらうと、出来事を客観的に見られそうです。
ストレスに押しつぶされそうなときは、なかなか冷静になるのは難しいのですが、「RAIN」で覚えておけば、ピンチのときにこのメソッドを思い出せそうです。
[ライフハッカー[日本版]]