チーズにプラスすると100点満点ヘルシーになる「2つの栄養素」
友田晶子
■チーズにプラスすべきは…?
でも、こんなに栄養バランスのとれたチーズなのに、含まれていない栄養素が2つある。それは、「ビタミンC」と「食物繊維」。つまり、チーズを食べる時にこの2つをプラスすれば、いわゆる「完全食品」になるわけだ。
ご想像の通り、この2つを一緒にするのは、そんなに難しいこととではない。野菜や果物を一緒に食べればいいのだから。お勧めの料理や食べ方をご紹介しよう。
●赤ピーマンとゴーヤの簡単ピザ
細切りした赤ピーマンと軽く茹でた薄切りゴーヤを乗せたトーストピザ(本格ピザでももちろんいい)。チーズはモッツァレラがお勧め。かんた〜ん。
●サツマイモとブロッコリーのグラタン
茹でたサツマイモ(皮付きがいい)と茹でたブロッコリーにホワイトソース(市販でいい)をまぜ、グラタン皿に盛り、たっぷりの溶けるチーズと粉のパルミジャーノをかけて焼く。
チーズは、市販のとろけるチーズでもいいし、カマンベールやブリー、ゴーダ、ブルーなど余ったナチュラルチーズをぜ〜んぶ一緒に使ってもいい。いろんな味が楽しめて意外なおいしさ発見だ。
■もっと簡単なのは?
●セロリやアンディーブにブルーチーズ(ロックフォール、ゴルゴンゾーラなど)を乗っけてカナッペのようにして食べる方法。
チーズの塩味と野菜の歯応えが楽しい。ブルーチーズが苦手ならバターと混ぜてペースト状にしてもいい。見栄えもよくおしゃれなサラダ前菜になる。
●リンゴとハードチーズを一緒に食べる。薄切りにしたハードチーズ(ゴーダ、コンテ、ミモレットなど)で、薄切りリンゴをサンド(反対でもいい)して食べる方法。
リンゴは皮付きがお勧め。彩りもいい。チーズのコクとリンゴの甘さが、おいしい〜のだ。白ワインや日本酒にもぴったり。夜食にもおすすめ。
夏の疲れが出てくる時期。食べ方も保存もラクなのに栄養効果バツグンのチーズ。この季節、上手に利用したいよね。