免疫力を高める食材「よく熟したバナナ」
果物を食べるのも免疫力を上げるためには重要ですが、おすすめはバナナです。バナナには白血球を増やしてくれる効果があるため、一日1本バナナを食べるようにすると自然と免疫力が上がります。
白血球を増やすためには、熟したもののほうが有効で、「シュガースポット」と呼ばれる茶色の斑点が現れた頃が食べごろでしょう。
スーパーで買ってきた初日のバナナよりも、10日ほど経ったバナナのほうが、白血球を増やす効果が5倍になると言われています。バナナに含まれる有効な成分として、ビタミンB6、オリゴ糖、ポリフェノール、ビタミンCなどがあります。ビタミンBは肌荒れに効果があるので、女性におすすめです。
空気が乾燥する冬などには積極的に食べたいものです。オリゴ糖は腸内に存在するビフィズス菌などの善玉菌の栄養源となります。
バナナが便秘解消に良いとされるのはここから来ています。また、消化が良くすぐにエネルギーに変わるため、効果的に脂肪を燃焼する手助けをしてくれます。
ポリフェノールは細胞の老化を防ぐ坑酸化作用があり、細胞の健康を保って免疫力を上げてくれます。ビタミンCは精神を落ち着かせるリラックス効果があり、ストレスを緩和してくれます。
バナナは熟した度合いによって体に働きかける効果に違いが出てきます。青いバナナは便秘の解消に、熟したバナナは血行を改善するのにそれぞれ役立ちます。
自分の体調に合わせて、バナナの食べごろを見分けましょう。朝食に一日1本のバナナを習慣づけ、免疫力を高めて病気に負けない体を作ってください。