固定概念が破壊された「湯豆腐」
「肉と野菜のガッツリ!湯豆腐」
gatugatu佐藤です。
今回は、「湯豆腐」。
といってもただの湯豆腐ではありません。
肉も野菜も入った具だくさんの「ガッツリ!湯豆腐」を伝授します。
「ガッツリ!湯豆腐」は、酒のアテになりますが、シンプルな”豆腐だけ”
の湯豆腐では物足らないあなたにお勧めしたい鍋一品です。
具だくさんというと、「何種類もの食材を入れるのでは?」と思うかもしれませんが、
豆腐以外の食材は、白才、豚肉、つる菜という緑黄色野菜の3種。
これだけで十分なボリュームがだせます。
何種類も食材を切る必要がありません。
で、その「つる菜」とは日本の各地に自生する(特に海辺)浜水菜科(ハマミズナか)の
多年草。
ビタミンA、B郡、C、E、Kやカルシウム、マグネシウム、リン、マンガン、鉄、亜鉛など
ミネラルも豊富で、栄養バランスが取れた健康野菜と言えます。
若干、青臭さはありますが、鍋以外の和え物、炒め物どんな料理でもいけます。
もし、スーパーで見つけたらぜひ使って欲しい野菜です。
豚肉肩ロース、白才、つる菜これをぶち込んでボリューム湯豆腐にします。
私が30代で働いた大衆向けの割烹料理店では、必ず野菜、肉、魚介を入れたボリューム感のある湯豆腐を提供してました。
それまで、学んだ湯豆腐は昆布出しに豆腐のみ。
ちょっと飾りに梅型に剥いた人参や青もの(菜っ葉)を入れるのみです。
京都で食べるような豆腐のみのシンプルな湯豆腐。
なので、湯豆腐=少し上品な料理。
という概念を持っていた私はその大衆割烹で伝授されたボリューム湯豆腐」は邪道に感じていました。
「なんや!これ!湯豆腐ちゃうぞ!」
と思っていました。
が、
これが秋から春にかけて売れまくるのです。
実際、私も何度も食べましたが野菜の甘味や肉、魚介の旨いが出し汁にしみ出し、
その旨味が豆腐に移るので、上品な湯豆腐とはまた違った美味しさが楽しめるのです。
この頃から、私の料理に対する固定概念が破壊されていったような気がします。
簡単にいうと料理に対する考え方が柔軟になっていったわけです。
あなたが湯豆腐を食べたいと思った時に是非作って欲しい、ボリューム感のある
「肉と野菜のガッツリ!湯豆腐」のレシピ、
今から公開します!↓↓↓
【材料】
白才・・・100g(大3枚)
つる菜・・・1株
絹ごし豆腐・・・200g(1/3丁)
豚肩ロース肉・・・100g
出汁昆布・・・2g(小一枚)
1、白才は3〜4cm幅に切ります。
2、白才を鍋(一人鍋)に入れ、その上に8等分に切った
豆腐をのせます。
(豆腐が鍋底に焦げ付くことがあるので白才の上にのせています)
3、水をタップリ(9分目)入れ、出し昆布も加えて強火にかけます。
4、鍋を沸かしている間に、つる菜を切ります。
葉を茎からちぎり取り、茎は斜めに細く刻んでおきます。
(茎が太いので刻んで熱が通りやすくします)
5、鍋が沸騰したら、弱火にして煮込みます。アクが出たら
すくい取ります。
6、白才が軟らかくなったら、豚肉を加え煮込みます。
7、豚肉が白くなり、熱が通ったら、つる菜を全部ぶち込みます。
8、つる菜が軟らかくなったら、出来上がり!
すぐに火を止め熱々のうちに食って下さい。
昆布出しなので、ポン酢をつけながら食べて下さい!
大根おろし、一味、刻みネギなど薬味があれば最高です。
「寒い!」と感じたら、「肉と野菜のガッツリ!湯豆腐」を作って下さい!
http://blogs.yahoo.co.jp/bio_kitchen_ray