風邪をひきやすく長引く人必見!免疫力を高める5つの方法

風邪をひきやすく長引く人必見!免疫力を高める5つの方法
風邪をひいている人

季節の変わり目にいつも体調を崩してしまう
すぐ風邪をひくし長引いてなかなか治らない

そんな症状を感じたら、それは体の免疫力低下が原因かもしれません。免疫力が落ちると風邪だけでなく様々な病気へ抵抗する力が弱まり、かかりやすくなってしまいます

免疫力低下が心配な人向けにすぐに実践できる免疫力を高める5つの方法を紹介するので、ぜひ自己免疫力の強化にお役立てください。

まずはじめに、そもそも免疫ってどんなしくみなの?という基本の部分から説明していきますね!

免疫のしくみと免疫力の変化

細菌やウイルスなど外から体内へ侵入する病原体や、体内で発生するガンなどの病気から体を守る仕組みを私たちの体は生まれつき備えています。この仕組みが免疫です。

免疫は血液中の白血球の中にある「免疫細胞」によって担われています。つまり免疫細胞は血液がある場所ならどこにでもいます。

全身のどこで体内に病原体が侵入したり病気が発生しても、すぐ免疫が働くのはそのおかげなんですね。

代表的な免疫細胞

敵と戦う
免疫細胞と言っても実は1種類ではなく、働きが異なる免疫細胞がいくつもあります。代表的な免疫細胞を紹介しておきますね。

マクロファージ
細菌やウイルスを丸飲みして食べてやっつけてくれる大食漢細胞

NK細胞
免疫細胞界のエース。全身を常にパトロールし、病原体を見つけると即攻撃!

樹状細胞
異物の情報を素早くキャッチし、Th1とTh2に情報伝達する、物見細胞

Th1細胞
樹状細胞から届いた異物の情報を元にキラーT細胞に攻撃命令を出す司令官!NK細胞に敵の情報を送り攻撃力を高める働きもある

Th2細胞Th1と同じく樹状細胞から届けられた情報を元に、B細胞に命令を出し抗体を作らせる活性化させる。

キラーT細胞
Th1細胞の命令を受けて病原体に感染した細胞を探し出し、殺してしまう殺し屋細胞

B細胞
「抗体」というB細胞しか持たない特別な武器で病原体を退治する。ただし抗体が増えすぎるとアレルギーの原因に

これらの免疫細胞が体内でどんなふうに働いているのかを、とても分かりやすいアニメーションで解説しているサイトがあります。サントリー健康情報レポートというサイトです。

サントリー健康情報サポート
上記の免疫細胞の分類も、サントリー健康情報サポート内の情報を参考にさせていただきました。免疫の仕組みを詳しく知りたい人は一度見てみることをおすすめします。

免疫力は一定ではなく変化する

白血球中の免疫細胞が病原体を攻撃することで免疫をつくり出し、私たちを守っていることはお分かりいただけたと思います。しかし免疫は常に一定の強さで働くわけではありません。様々な要因で変化し、中でも顕著に免疫力を変化させる要因が加齢による影響です。

生まれて間もない乳児〜幼児期は免疫がとても弱く、すぐ風邪をひいたり肺炎になったりしますが、大きくなるにしたがって免疫力が高くなり、今度は簡単には病気にかからないようになります。しかし年老いていくにしたがって免疫力はまたどんどん低下していきます。

インフルエンザや食中毒で不幸にも亡くなってしまう方が毎年大勢いますが、そのほとんどはお年寄りか小さな子どもです。これは免疫が弱いため、一度病気になるとその病気に体が負けてしまうためだと考えられますね。

また、普通なら免疫が十分高いはずの若い人の中にも、免疫の低下をまねく質の低い生活を続けたために免疫力が極端に落ち込んでいる人もします。若いから何しても大丈夫♪といった根拠のない過信は禁物ですよ!