海外の最新和食事情
正統な日本料理店で長きにわたって修業を積む外国人シェフも増えている.
いまや世界の主要都市で、寿司屋をはじめとする日本食レストランを見かけないことはありません。
最近では海外における日本料理への理解はさらに深化しています。
ジョエル・ロブション氏やフェラン・アドリア氏といった世界的なシェフたちも日本料理に注目し、
彼らが作るフランス料理や創作料理のなかにも、ワサビや柚子などの食材が使われたり、
素材の持ち味を活かした和の調理法が織り込まれるようになりました。
また、日本で発見された「うま味」(UMAMI)も世界共通語の仲間入り。
うま味とは甘味・酸味・塩味・辛味に次ぐ第5の味といわれ、主に昆布に含まれる
グルタミン酸や鰹節のイノシン酸など出汁の味を生み出す成分のこと。
これがいま、世界のシェフたちから強い関心を集めています。