日本の食卓からは消滅?

前回の続きです。

日本の食卓からは消滅?

みそ汁飲まない若者・・・朝食にスナック菓子

海外での和食人気が高まる一方で、日本人の和食離れは進んでいる。

東京ガス都市生活研究所が首都圏の20〜80代、約3300人に行った調査では、「みそ汁を毎日1回は飲みたい」という人が、1990年の77%から2011年には65%に減少した。特に20代では半数以下だ。

朝食にご飯とパンのどちらを主に食べているかという設問では、ご飯が90年の44%から11年に34%に減少。パンやシリアルは35%から40%に増加した。

1998年から家庭の食卓調査を続けている広告会社「アサツーディ・ケイ」の岩村暢子さんは、「今、配膳やマナーなども含めた和食という文化はもはや家庭内では途絶えているのではないか」と指摘する。

調査は、母親が60年以降に生まれた、子育て家庭を対象に、1週間の食事を写真や日記で記録して行った。

スナック菓子やビスケットだけの朝食や昼食、サンドイッチと焼きそばといった「主食重ね」の夕食。

食器を使わず、アルミホイルを皿代わりにする。箸をきちんと使えない子ども。家族はそれぞれに好きな物をバラバラの時間に食べる——。

調査から浮かび上がった姿は、家族が食卓を囲んで、一汁三菜を基本にした食事をするという理想からはほど遠い。

こうした危機的状況に、現在、学校や地域では、食育や地産地消など日本の食文化を守る取り組みが行われている。

和食が世界の無形文化遺産に登録されれば、日本人自らが和食の魅力を再確認し、次世代に継承する原動力になるだろう。

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写真は先日宇治に行ったとき平等院の参道には茶そばのお店がたくさんありました。
お目当ての抹茶料理のお店はお休みでした。

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