タマネギの薬効

写真の説明文

以前から野菜の燻製に興味がありいろいろ試作しています。
特に新玉ねぎが大好きで。玉ねぎは燻製にすることで旨みを閉じ込め水分を程よく調節、水分を閉じ込めて旨みと甘みが凝縮されます。
写真は引用させていただきました

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********* タマネギの薬効 ******

玉葱の皮の粉

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★★★ 玉葱を切ると涙が出るのはイソアリインという催涙性前駆物質が玉葱を切ることによってアリイナーゼという酵素と反応して催涙性物質になるためです。
催涙性物質から産生される含硫化合物にはさまざまな作用があり、特に血小板凝集抑制作用が特異的です。

★ 薬効のもとのイオウ化合物である含硫アミノ酸は玉ねぎに多量に(1kgあたり2〜3g)含まれています。
刺激成分が有効成分ですので、目にしみないとか、辛味のない玉ねぎは薬効が少ないことになりますが、最近は薬効をより高める新品種の開発も進められています。

★ この作用は玉葱を切った直後に加熱すると失われますが、切って室温に15分間以上放置しておくと加熱しても失われません。
 成分間の化学反応で、別の物質(プロペルニルジスルフィド類)が生まれ、

糖尿病で高い血糖値の低下作用や発ガン抑制作用があります。 

★ 調理で加熱すると、また別の物質(トリスルフィド類やセパエン類)に変わります。

 これらの物質は心筋梗塞や脳梗塞などの原因となる中性脂肪や悪玉コレステロールの値を下げます。
血管を詰まらせる血栓を溶かすことも確認されています。血液をさらさらにし、動脈硬化を防ぐ作用があります。

★ 血栓溶解作用は、ほかにサイクロアリインというイオウ成分にも含まれています。

  また、玉葱を加熱調理すると解毒代謝が促進され体内の有害物質を排泄します

 糖尿病、高血圧、癌、脳血栓、心筋梗塞、動脈硬化、胃弱、食欲不振、風邪、扁桃炎、下痢止め、

 便秘、出血、痛風、筋肉疲労回復、精力減退、精神不安、不眠症、アレルギー体質の改善、神経痛、

 虫下し、やけど、虫刺されなどに良いです。

★ 玉ねぎの含硫アミノ酸は、玉ねぎを切ると、酵素の作用で別の物質(チオスルフィネート類)に変化します。
これが生でかんだときの強い辛味成分です。この成分は強い抗菌・殺菌作用があり、コレラ菌を死滅させる力さえ持っています。

★ 薬効のもう一つは黄色い成分(ポリフェノールの仲間であるケセルチン)です。 補足説明参照

********************* 玉ねぎの食べ方******************

★ 玉ねぎの薬効を最大限に生かすには、含硫アミノ酸が変化しやすいように、切ってすぐに調理せずに、室温で30分ほど放置するか、電子レンジに20秒かけると、切った玉ねぎの温度が上がり、変化がすぐに起こり、辛味成分が減って甘くなります。

★ 必要量は1日に1/4 個ほどで十分です。毎日使える食材ですし、加熱しても薬効は失われません。

  積極的に利用して生活習慣病を予防しましょう。

★ 辛味をとるのに水にさらすと、水に薬効成分が溶け出してしまいますのでスープなどが最適です。

★ 茶色の皮の部分はケルセチンが豊富ですが、
 余程の有機栽培・無農薬で無い限り、泥と接触する部分は破棄してください。

★ ケルセチンは、タマネギの他、きゃべつ、春菊 、ブロッコリー、ほうれん草、レンコン、リンゴ、

 赤ワイン、緑茶などにも含まれていますが、 野菜の中でも玉ねぎと、皮に特に多く含まれています。