かやくご飯のつくり方

丹波ふるさとネット

京都出身のは母よく火薬ご飯を作ってくれていました。
加薬ご飯は、 かやくはこう書きます。

加薬とは加薬味、つまり薬味を加えるという言葉からきています。

【 五目ごはんの材料 】

米 … 2合
干し椎茸 … 中サイズで3個
人参 … 1/4本
こんにゃく … 1/4枚
ごぼう … 1/4本
油揚げ … 1枚

ご飯を炊く地の割合 … 

鰹だし:薄口醤油:みりんが10:1:1の割合

※2合炊きで「だし400ml、薄口40ml、みりん40ml」が目安です
※干し椎茸のだしも好みで合わせて作ります

※白ごはん.comのごはんのレシピでは、「鍋炊き」と「炊飯器炊き」の2種類を紹介しています。はじめに簡単に炊き方をまとめると…。

①炊飯器炊きの場合は、いつも通り米を研いで30分から1時間浸水させた後に、ざるにあけて水気をしっかり切ります。

その浸水させた米を炊飯器の釜に入れ、2合の目盛りまで用意した炊き込みごはんの地を加え、はじめから具材を加えてスイッチを入れ炊きます。

②鍋炊きの場合は、事前に2合の米を研いで浸水させておき、その後水切りしたお米と同量(同体積)の炊き込みご飯の地を鍋に合わせ、 はじめから具材と一緒に炊きます。

→ 鍋で白ごはんを炊く場合と炊き方は同じですので、詳しくは「鍋炊きご飯の炊き方」を参考にしてください。

→ それぞれ①②の炊き方を詳しくまとめた「炊き込みごはんの炊き方のレシピページ」も参考にしてください。

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1. ごぼうなどの具材の準備

ごぼうはささがき、干し椎茸はもどして薄切りにします。
干し椎茸の戻し汁は、もったいないので捨てずにかつおだしと一緒にして炊き込みの調味だしに加えます。

油揚げの油のおいしさはほしいけれど、食べるときに気にならないように横半分に包丁を入れ、小さい角切りにします。

人参は米と同じくらいの大きさの角切りに、こんにゃくは厚みを1/2か、さらに1/4に横に包丁で切ってから、薄切りにします。

具材の大きさがバラバラだと口当たりが悪くなるので、米と同じ大きさか、ごぼうや椎茸の大きさかに合わせるとよいです。

 
※油揚げは、上品な味に仕上げたい場合、油抜きするとよいです。
※人参と油揚げは今回角切りにしましたが、ごぼうと同じくらいの千切りにしてもよいです。
※“鶏肉なんていりません”とは書いたものの、もちろん鶏肉を入れても美味しいです。鶏肉も小さめに切って入れてください。

2. 五目ごはんの炊き方

炊き方は上記の「炊飯器炊き」「鍋炊き」をそれぞれ参考にして米を用意し、具材と一緒に炊き始めます。

人参も、油揚げも、こんにゃくもすべての具材をはじめから一緒に入れて炊いてください。

炊き込みご飯の地は、基本的な調味だしである10:1:1の割合です(→鰹と昆布のだしの取り方も参考にしてください)。

(かつおだしに好みで①で出た干し椎茸の戻し汁を加えてください)

(鍋炊きの場合は、10分の蒸らし前に、火を少し強くしておこげを作ってもおいしいものです!)

 
※五目ごはんには、こんにゃくなどの味ののりにくい具材が入っているので、少し濃い目のかつおだし(水に対して昆布とかつお節が1.5%くらい)にするとより美味しく仕上がります!

【 補足 】
・2合を炊く場合は「だし400ml、薄口醤油40ml、みりん40ml」、
 3合を炊く場合は「だし600ml、薄口しょうゆ60ml、みりん60ml」が目安となります。

・炊飯器炊きの場合は、目安で合わせた炊き込みご飯の地を、ご家庭の炊飯器の内釜の目盛りに合わせて使ってください!

 もちろん地が余ることもありますので、そのときは目盛りを優先してください。
(余った炊き込みご飯の地は、味噌汁のだしに加えたり、お浸しの地や煮物に少し足すなどして使ってください。

【 合わせてみたいレシピ 】

・だし味の炊き込みご飯 … ひじきご飯、 里芋ご飯、 冬のかやくご飯、 ねぎの炊き込みご飯
・塩味の炊き込みご飯 … とうもろこしご飯、 むかごご飯、 銀杏ごはん、 青しそご飯