映画「降りてゆく生き方」に魅せられて

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下記の記事はシンガポール新聞からに引用です。

素晴らしい日本人女性田中春美さんをご紹介します。

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映画「降りてゆく生き方」に魅せられて

シンガポールで活躍する日本人女性・田中春美さん 

昨年10月、映画「降りてゆく生き方」(主演:武田鉄矢さん)がシンガポールで海外初上映された。実はこの映画、映画館で公開されていない自主上映映画。

この上映が実現したのは、田中春美さんという一人の日本人女性の思いがきっかけだった。

 田中さん自身、まるで導かれたかのようにこの映画と出会い、この映画がきっかけとなって活動の幅を広げているという。日本人として、女性として、このシンガポールでどんな活動をしてきたのか。

田中さんのこれまでの活動のお話はもちろん、映画「降りてゆく生き方」に対する思い、そして今後についてお話を伺った。

そもそもシンガポールに来たきっかけを教えてください。

 イギリスに留学して仕事をしていて一度日本に戻っていました。だけど、やっぱり海外に出たくなって(笑)。

シンガポールには友だちがいて、仕事もあったので「じゃあシンガポールで働こうかな」と。働き始めたら仕事が忙しくてあっという間に5年経ちましたね。

5年働いてみて、どんな心境の変化があったのですか。

 5年でまずひと区切りかなという単純な考えと、「何か変わりたいな」という漠然とした思いがありました。

そこで旅行に出たり、一旦日本に戻ったりしてのんびり過ごしていました。その間にコーチングの勉強やオーラソーマの勉強を始めました。

なぜコーチングやオーラソーマを勉強しようと思ったんですか。

 仕事で部下をトレーニングしたり、マネージメントする業務に長く携わっていたので、人の意識をプラス思考に好転させるコーチングやオーラソーマを勉強してみたいと思いましたね。

充電期間を経て、またシンガポールに戻ってこられたんですよね。

 勉強をするうちに「これを何か形にするならシンガポールでやりたい」と思ったんです。PR(=永住権)を取得していたことも大きな理由の一つでしたが、コーチングやオーラソーマが本当に必要なのは海外生活を送る日本人ではないかと思ったんです。

長い海外生活の中で苦労している日本人をたくさん見てきたので、そんな人たちの生活をもっと充実させたいなと考えました。そして2010年にシンガポールに戻って来たんです。

まず、どんな活動からスタートしたんですか。 

 最初は「朝食会」を実施しました。その頃はまだ正社員として働いていたので、比較的自由に活動できる朝の時間を活用したイベントを企画したんです。

月2回、平日の朝7時に集まって一つのテーマについて話し合います。「自分のお気に入りのお店」とか「人と違う生活習慣」といった身近なテーマについて話し合ったり、TED(=Technology Entertainment Design)の講演を見てその感想を話し合ったりしましたね。

周囲の友だちからは「そんなことやってどうするの?」という反応でしたが、実際に掲示板サイトで告知したところ、ビジネスマンから主婦の方まで、年齢性別問わず集まりました。

夜集まってお酒を飲みながら会うというのも悪くはないのですが、朝から活動すると身体のリズムが整いますよね。

参加者の方からも「朝から元気に出勤できるようになった」「主婦なので週末や夜だと参加しにくいけど朝なら参加できる」と好評で、私自身も健康的になりましたし、痩せましたよ(笑)。

そういった活動を続けている中で、映画「降りてゆく生き方」に出会ったんですね。 

 その頃、コーチングで知り合った方からこの映画の話をうかがいました。すぐにホームページを検索して映画のコンセプトを読んだところ、自分の心に響くものがあったんです。

さらに、映画のコンセプトメイク過程でのインタビューをまとめた動画「夢縁(ゆめえん)」を見て皆さんの言葉にもとても共感できました。

すぐに「この映画を見たい!」と思ったんですけど、映画館で上映しているわけでもないし、上映先は日本国内の地方ばかり。

自主上映映画と書いてあったので、シンガポールでも上映しないかなと思ってホームページを通じてメールを送ってみたんです。

そしたらすぐにプロデューサーからお電話をいただきました。私が日本に帰国したときにお会いしたり、メールのやり取りを繰り返したりしていたところ、昨年の始めにプロデューサーが来星されてその年の10月に上映会を開くことが決まりました。

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