食事画像を自動解析 スマホやウェブでカロリーを 〝見える化

自分の健康は自分で守る時代ですね。毎日いただく食事こそ健康の源です。

食事のバランス・・・ 主菜、副菜などの1汁3菜等の食事のバランスやカロリーなどの把握が出来るといいですね。

写真は
「ヘルスアシスト」は食事の写真を撮るだけでカロリー数を自動解析しスマホ画面に示す。あすけん(奥)も同種サービスを開始する予定だとのこと。

http://blogs.yahoo.co.jp/bio_kitchen_ray/31083329.html

食事画像を自動解析 スマホやウェブでカロリーを 〝見える化〟

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ヘルスアシスト」は食事の写真を撮るだけでカロリー数を自動解析しスマホ画面に示す。あすけん(奥)も同種サービスを開始する予定だ

食事の写真を取り込み、解析後、推定カロリー数を表示するアプリ「ヘルスアシスト」の画面

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 食事をスマートフォン(高機能携帯電話)で撮影すると、自動でカロリー数をはじき出しウェブ上に記録などしてくれる健康支援サービスが広まってきた。

手元のモバイル端末で撮影するだけで、生活の基礎となる食事を客観視できる簡便さと健康志向の高まりが相まって支持を広げ、各社もサービスの多様化でユーザー獲得を進めている。(柳原一哉)

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 体重の記録などをつけて管理するウェブサイト「gooからだログ」(会員約50万人)を運営するNTTレゾナント(東京)が始めたスマホ向けアプリ「ヘルスアシスト」。

目玉は、食事の写真を撮るだけで推定カロリーを表示し、記録する機能だ。

 例えば、アプリを立ち上げ食卓のカレーライスを撮影しサーバーへ送信する。画像はシステム側で解析され、算出されたデータがスマホに送り返され、画面に「推定 712キロカロリー」と出る。 

 この機能の心臓部は、東京大情報学環の相沢清晴教授ら研究チームが開発した画像解析エンジンだ。

画像から数種類の色情報を抽出、データベースと照合してその食事のカロリーを瞬時にはじき出す。算出結果の半数は誤差20%に収まるという。

 このアプリはスマホの位置情報データから歩いた距離と消費カロリーも出し、摂取量と合わせてカロリーの過不足をチェックできるのが長所だ。

担当者は「手軽に記録を取り、カロリーの『見える化』ができれば持続しやすい。

アプリのダウンロード数はすでに100万件に達した」と話す。

 健康情報サービス会社「ウィット」(東京)が運営するダイエットサイト「あすけん」(会員数11万人)も同種サービスの実証実験を終えており、近く本格実施に移る。

 特徴はサイト側でメニューの食品名を特定、より細かい記録ができるようにしたことだ。

ソニーの食事写真自動判別技術によってセットメニューでも一品ごとに食品名を示し、特定できなければ近いイメージの候補名を複数表示して、カロリー数を出す。

 短所は、両サイトとも表示されるカロリー数に誤差を含むことだ。

この場合ユーザー側で修正が必要となるが、一から入力する手間はなく、もともと無料で使える長所はある。

 その点、健康系IT会社「アイ・エム・ディー」(東京)が11月から提供を始めた食事認識アプリ「撮って栄養」は、ユーザーが送った画像を複数の栄養士が分析し手動で入力するため高い精度を誇る。

利用料月4500円だが、持病があるなど厳密なカロリー管理を求める人に向く。

 こうしたサービスが誕生する背景には、肥満や生活習慣病への予防意識の浸透がある。

調査会社シード・プランニング(東京)の予測では、モバイル端末を利用したヘルスケアサービスの市場規模は平成23年の275億円から同28年には800億円に膨れ上がるとみられている。

 ただ、一部には過剰なカロリー制限に走る傾向も。あすけんの管理栄養士、道江美貴子さんは「女性会員の中には1日にパン1つという極端な食生活も見受けられるのだが、栄養を十分に取り健康を損ねないことが大切だ」と訴える。

 神奈川県立保健福祉大学の中村丁次学長は、「栄養をめぐる今の課題は、過剰栄養と低栄養が同じ国、地域、家族の中にさえ生じていることだ。

スマホなどを使い食事記録を重ねて体重とともに振り返れば自己管理ができ、食べ過ぎず、バランスのいい食事を心がければ行動変容につながるだろう」と話している。

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