栄養士直伝正月太りリセット法

栄養士直伝正月太りリセット法
1月05日11時00分

毎年のことながら、「食っちゃ寝食っちゃ寝」の寝正月を続けると、我が身にかえってくるのが「正月太り」という結果。

「言うまでもありませんが、いわゆる寝正月だと、消費カロリーが減少して脂肪が蓄えられやすくなります。

保存食であるおせちは糖分・塩分が多く、カロリーも高め。おもちの食べすぎや、糖質の多いビールや日本酒の飲みすぎも肥満のもとです」

そう教えてくれたのは、『岸村式 食べちゃダメなものはない! ダイエット』(メディアファクトリー)の著者で、管理栄養士の岸村康代さん。

アタマではわかってるんですけどね…。寝正月でも正月太りを避ける方法はないものでしょうか?

「例えば、お雑煮は野菜をたっぷり入れておもちの個数を減らせば、腹もちはいいままカロリーダウンに。

お酒もビールや日本酒より、糖質の少ない焼酎やウイスキー、ワインの方が、肥満のリスクは低くなりますね」

なるほど、調整する方法はあるんだ。とはいえ、やっぱり新年の幕開けであるお正月くらい、カロリーとか体型を気にせず、パーっと食べて飲みたい! 

そんな暴飲暴食をなかったことにできるような、都合のいい手はありませんか?

「バランス良く栄養が摂れていないと、余分な脂肪が溜まりやすく、太ったり病気の原因になったりしてしまいます。

そこで、元日に暴飲暴食したら、2日目は野菜をたっぷり摂りましょう。毎食、両手いっぱいの野菜を食べられるとベスト。

加熱した野菜なら片手いっぱいくらいです。特に、ごぼうやほうれん草などの食物繊維豊富な野菜は、余分なものの排出を助けてくれます。

また、食事の最初に野菜を食べると血糖値の上昇を抑えられるので、脂肪を蓄えにくくなりますよ」

正月明けは、具体的にどんな食事にすればいいでしょう?

「朝はお酒で弱った胃腸をいたわる意味でも、野菜スープや野菜ジュースにすると消化にいいでしょう。

お昼は、男性でも簡単に作れる野菜サラダ。たんぱく質も毎日摂りたいので、納豆ごはんもプラスしましょう。

夜は野菜炒めやきんぴらごぼう、おひたしに、豆腐のみそ汁といった定食スタイルで。炭水化物をカットしつつ、3食しっかり食べれば、体がスッキリするはずです。

それでも体が重ければ、3日目も野菜中心にしてみましょう。特に、夜の食事に気をつけると効果的です」

難しいカロリー管理もなく、1〜2日野菜中心にするだけでお正月の暴飲暴食をリセットできるなら、料理が苦手な僕でもチャレンジできそう。

今年は正月太りせず、スッキリと新年を迎えよう!

(有竹亮介/verb) 
(R25編集部)