大根の美味しい季節がやってきます。ではまず目利きからご紹介!
ひげ根の跡に注目してください。均一の幅で並んでいるのを選びましょう。ばらばらに点在しているものは避けてください。
均一なのは自然の一定の速度で育った証拠です。
また、葉が放射状や葉脈が左右対称などのポイントもありますが、一般に売られている大根には葉がついていないものが多いです。
だからひげ根を注意してみるのがいいと思います。
次に部位ごとの使い分けをご紹介。上、真ん中、下と分けて考えます。まず上の部分はあまさがあり、ふろふき大根、大根ステーキ、おろしなどにむいています。
お次は真ん中。煮物、炒め煮、なます、サラダなどなど。最後に下。からみが特徴なので炒め物や汁物に。
美味しい大根を上手に使いわけ、味わってくださいね!
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築地御厨は野菜の実験所です。軒先にはいろんな実験中の野菜が並びます。
今日はこの寒さの中で美味しさを増す<大根>を<自家製干し大根>に。色々使える、割り干し風に干してみました。
水分の抜けやすい盆ざるで、風通しのよいところが御厨風です。
「今の大根はミシミシして中々切りにくいだろ。だけど、半分に切って、半日干したら、スッと切れるよ、その上うまい!試してみな」
切り方によって味わいが違う。みなさんも実験してみませんか?
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http://bio-kitchen.blog.so-net.ne.jp/

干し野菜の季節が、本格的に到来です!
大根は料理にかかわらず、調理するかたちで切って一度天日で干してみてください。
干すと適度に水分とアクが抜け、うまみが増しますよ。
干したものは新聞紙で包んだり、乾燥剤を入れた保存容器で長期間保存が可能です。
調理の3時間前に干すだけでも、効果がありますので、お試しくださいね!

干して3日後の大根です。左が先日アップした割干し(幅広にスライスしたもの)右が半割にしたものです。
割干しは炊き込みご飯や炒めものなど、半割はこのまま煮物などにすると味がよくでますよ!
干し大根、ぜひ試してみてくださいね。
◯先日アップした割干しはこちらから
http://p.tl/9SBf

★真ん中を使って、大根のきんぴら★
部位ごとに使い分けたい大根。
今日は、真ん中の部分を使って「大根のきんぴら」をご紹介します。
まず、大根を縦に切りその後、たんざく切りに。
今回は葉と実の境の胚軸部分も使います。内田曰く「この部分が命の要。栄養満点なんだ」と。
この部分に泥がついていたら水などにさらしてとります。
フライパンにごま油大さじ1を入れ熱し、そこにたんざく切りにした大根を入れます。
大根に油がまわりすきとおってきたら、胚軸部分を入れます。そしてひと塩して、みりん、醤油の順番でいれて炒めます。
大根の固さは各自お好みで。
はい、きんぴらの出来上がり!大根の歯ごたえ最高です。
甘さもちょうど良し。おそらく辛味の強い下の部分ではこの味はでません。
みなさんも大根の部位の使い分け。ぜひ実践してみてください。
◎大根のきんぴらのレシピ(詳しい写真もあります)
http://ameblo.jp/tsukijimikuriya/entry-11409364682.html
◎内田解説の大根の動画はこちら
